BLADE RUNNER

“I’ve seen things you people wouldn’t believe.
Attack ships on fire off the shoulder of Orion.
I watched c-beams glitter in the dark near the Tannhauser Gate.
All those moments will be lost in time, like tears in rain.
Time to die.”

 
 わたしがロボットに関心があるのは、(タマシイ)に関心があるからである。と言うと、「ロボットに魂があるのか」という問いがたぶん出てくるだろう。

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photo credit: Anirudh Koul via photopin cc

photo credit: Anirudh Koul via photopin cc

レディー・ガガ、宇宙ライブへのチケットをオークションに

 2015年に宇宙でライブ・パフォーマンスを披露するレディー・ガガが、自身が搭乗する宇宙船のチケットをオークションに出品することが明らかになった。

 ガガは米ニューメキシコ州にて行われる音楽フェスティバル「ゼロGコロニー」の一環として、宇宙からライブ・パフォーマンスを届ける予定だ。

 自身のパフォーマンスが決定する前に、宇宙旅行のチケットを購入していたというガガは、「チケットはオークションに出品して、ボーン・ディス・ウェイ基金にお金を寄付するわ」と説明している。

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The approach and cluster amaryllis of moss (Japanese scenery photograph wallpaper)

The approach and cluster amaryllis of moss
(Japanese scenery photograph wallpaper)

「タマシイの交流」としての弔い

 「死」は宗教の源泉であるが、「死者」の扱いは宗教によって様々である。

 西方のキリスト教文化やイスラム教文化では死者の処遇は神の管轄になるので、生者が与り知るところではない。神の裁きによって復活し永遠の命を得ることを祈るのみである。

 東アジアの宗教文化は、もともと「先祖崇拝」の伝統をもつ。死者(先祖霊)は本来的に神(天)に近い存在であり、生者(子孫)を救う側にある。それはときに尊崇の対象であり、ときに畏怖の対象である。ゆえに、死者(先祖)の弔いとは守護霊としての祖霊を畏れ敬うことであり、そのご加護を祈願することである。

 それに対し仏教では、死者は救われる側に位置づけられる。それは慈悲の対象であり、憐情の対象である。ゆえに、死者の弔いとは追善供養、追善回向によって輪廻転生の中で苦しみもがいている死者に自らの功徳を施すことである。

 このように死者の置かれた境遇は対極的ではあるが、いずれにしても死者のタマシイは現世とは別次元の霊的次元に存在する。そして弔いとは、その霊的次元との交流であり、死者のタマシイとのコミュニケーションである。ただし、このタマシイとのコミュニケーションには、ある特別の資格をもつ仲介者とそれによって執り行われる宗教的儀礼が必要である。

 ここで注目したいのは、この形式が現代的な感覚に合わなくなりつつあるのではないか、ということである。少なくとも、死者を弔うにしても、他者が介入しない、もっと直接的なタマシイの交流がありえてよいのではないのか。弔いのあり方はそれぞれの文化の文字通り「タマシイ」であるので、伝統は尊重しなければならないが、現代的な文脈に即した文化的オプションもあってよいはずである。

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万聖節(Toussaint)(出典:Le Monde)

万聖節(Toussaint)
(出典:Le Monde)

そこまで服装にこだわらずともOKなフランスの葬儀とは

 11月1日フランスでは「万聖節(Toussaint)」だった。万聖節とは聖人たちを祝う日であり、故人を思い墓参りをする日だ。パリでも市内にある各墓地には多くの人が訪れ花を飾る。この前後、フランスの学校は休みにもなる。そこで日仏のお墓事情を比べてみた。

……(中略)……

 フランスのカトリックの場合、葬儀の雰囲気も日本とはずいぶん異なる。
 親族以外の参列者できっちり喪服を着る人は多くない。香典の習慣もなく、故人に献花し哀悼する。そして埋葬されると、冒頭に述べた11月1日などに墓参りを行い、墓の掃除をして鉢植えの菊などをお供えとして飾る。そのためパリ市内各所にある墓地では、この日は多くの花々で彩られ、より華やかな雰囲気に包まれる。

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「終活ブーム! 美しすぎる遺影撮影会に密着」(出典:Gyao)

「終活ブーム! 美しすぎる遺影撮影会に密着」
(出典:Gyao)

これで死後のトラブルを回避 親にやっておいてもらいたいこと

 ますます関心の高まる“終活”。自分だけでなく、家族のためになる終活とはどんなことをいうのだろうか? 農家に嫁いだ佐々木美子さん(仮名・50)は、同じ敷地内の隣の家に住んでいた義理の母を2006年に、義父を09年にそれぞれ亡くした。

 「すごく助かったのが、義母が、自分と義父の遺影を用意してくれていたこと。義母は、気に入った写真が撮れると、それを遺影にし、仏壇の横に置いておいてくれたんです。おかげで、お葬式のときに、遺影をどれにしようかと慌てなくてすみました。遺影をどこに置いてあるかを伝えておいてくれたのもよかったですね。棺に納めるときに着たいものの希望を伝えてくれてあればさらに助かったかな。なかなか考えが及ばないと思いますが、送る者としては意外に悩んだ点でした。」

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ロケット花火(出典:GANREF; photo by 帆印

ロケット花火
(出典:GANREF; photo by 帆印)

新しい時代の葬儀のかたち!? 「宇宙葬」に法的な問題はないか?

 「宇宙葬」には法的な問題はないのだろうか。宇宙に関する法にくわしい作花知志弁護士に聞いた。

 「埋葬については、『墓地、埋葬等に関する法律』が、『埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない』と定めています。また、刑法には『遺骨遺棄罪』(刑法190条)の規定があり、遺骨を不適切に遺棄した人は処罰されます。それらの法律が存在していることから、墓地での埋葬を行わずに散骨する行為は、従来、一般的には『違法となる』と受け止められていました」

 「1990年代に入ると、日本では、遺灰を海や山にまく、いわゆる『自然葬』をしたいという希望が増え、実際に自然葬を行う会社も登場しました。法務省も『葬送の一つとして節度をもって行われる限り、遺骨遺棄罪には当たらない』という立場だとされています」

 「近時始まった『宇宙葬サービス』の内容は、アメリカの会社が人工衛星に入れた遺骨を宇宙に送り、数カ月から1年で人工衛星が大気圏に再突入し、流れ星となって燃え尽きるというものです。特に節度を逸したものではなく、むしろ新しい時代の、新しい形の自然葬とも言えるでしょう」

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ストックホルムの Woodland Cemetery に埋葬されるグレタ・ガルボの遺灰(出典:ggarbo.weebly.com)

ストックホルムの Woodland Cemetery に埋葬されるグレタ・ガルボの遺灰
(出典:ggarbo.weebly.com)

終活:「弔う場所」火葬場考/中 緑あふれる欧州施設 中国では大問題に

―先生は海外の火葬場や墓地も現地調査しておられます。印象的なのはどこですか。

 印象的な場所はやはり、スウェーデン・ストックホルム南部にある「森の火葬場」ですかね。102ヘクタールの広大な緑地の中に墓地があり、約8万5000基の墓に30万人が埋葬されています。その墓地の中に火葬場もある。目を見張る美しさで市民に愛され、世界遺産にも登録されています。欧州の施設の特徴は自然を大事にしているということですね。調和を考え設計されています。

……(中略)……

―会葬はどんな雰囲気なんですか。

 「森の火葬場」では、ろうそくとたくさんの花で飾られた霊きゅう台のうえにひつぎが載せてあって、その周囲に遺族は集まる。台はリフトになっているので、告別式が終われば、ひつぎがまるで埋葬されるように地下に降りていきます。会葬者はここで帰ります。日本のように炉前ホールで最後のお別れをしたり、拾骨は通常しません。宗教的な理由で特別にお願いすればその先にも行けるそうですが。ここでは半分の人はミンネスルンド(墓碑がない墓地)に職員の手でまかれ、残りは家族墓などに埋葬することになっています。

(東京電機大学の八木澤壯一・名誉教授へのインタビュー)

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仮装行列のような参列者たち(出所:らばQ)

仮装行列のような参列者たち
(出所:らばQ)

お葬式なのに参列者はマリオやスターウォーズのコスプレ…故人の希望でにぎやかなものに

 イギリス中部のニューカッスルで、ゲイリー・パティソンさん(42)が交通事故で亡くなり、しめやかに……ではなく、にぎやかに葬儀が執り行われました。

 参列者の多くがコスプレ姿だったというから驚きですが、亡くなったゲイリーさんの生前の希望だったとのことです。

 参列者は250人にも上ったそうですが、悲しく送られるよりも陽気に送ってほしいという、ゲイリーさんの人柄が伝わってきます。

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子供の墓の一部になったポケモン(出所:ハフィントンポスト)

子供の墓の一部になったポケモン
(出所:ハフィントンポスト)

子供の墓の一部になったポケモン

 子供の死は悲劇だ。最悪のことが起きて、子供を亡くしてしまった両親は、生前の姿をはっきりと記憶していたいと望むことが多い。

 スウェーデンのある一家では、それはあることを意味していた。ポケットモンスター(ポケモン)だ。

 「Reddit」のユーザーにより紹介された、スウェーデンのルンドにあるこの墓石は、5歳の少年が、本当に生きているような姿でゲームボーイアドバンスの大好きなゲームで遊んでいる様子を表している。

 ……(中略)……

 この画像はRedditで紹介されて以来、ゲーム愛好者たちの間で大きな称賛を得ている。「Destructoid」の記事では「かわいらしいと同時に悲しい。見ていると、その両方の気持ちが何度も入れ替わる感じがする」と述べられている。

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宇宙葬サービス「Memorial Spaceflight」(出所:ハフィントンポスト)

宇宙葬サービス「Memorial Spaceflight」
(出所:ハフィントンポスト)

格安の「宇宙葬」が日本に進出?葬儀ビジネスは成長産業

 ……最近では、米国で元NASA技術者が立ち上げたベンチャー企業・エリジウムスペース社が、破格の宇宙葬サービス「Memorial Spaceflight」を開始することを発表している。従来の価格の約半分程度の1990ドル(約19万5000円)で、遺灰の一部を入れたカプセルを宇宙に打ち上げる。遺灰は数ヶ月から数年間にわたり地球の周回軌道を回った後に大気圏に突入し、「流れ星」のように燃え尽きるという。

 同社は海外進出の第一歩として、まずはポテンシャルの高い日本をターゲットに選んだことを10月1日に発表している。ウェブ上で申し込むと、特殊なアルミ製カプセルが郵送され、それに遺灰を納めて返送。希望者はフロリダ州の打ち上げに立ち会うことも可能だという。なお日本の次は、墓地の土地不足が深刻化している英国への進出を検討中だという。

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バルーン宇宙葬(日テレ『スッキリ』2010年8月4日放送)(出所:バルーン工房)

バルーン宇宙葬
(日本テレビ『スッキリ』2010年8月4日放送)
(出所:バルーン工房)

散骨はどこに撒いてもいいわけではない

 お墓に納骨する従来のスタイルにとらわれることなく、故人ゆかりの場所(多くは海や山など)に遺骨をまく「散骨」が、近年にわかに注目されている。

「ただ、どこでも好き勝手に散骨していいわけではありません。他人の土地に無断でまくのは当然NG。所有者や管理者から許可をもらえば構いませんが、断られることも少なくない」(葬儀ライター・奥山晶子氏)

 山の場合は、散骨を許可している霊園などが所有の山林にまくことが多い。海の場合は港湾内や漁場周辺を避け、公海上まで船で出て散骨するケースが大半だ。

 ユニークな散骨方法もある。直径2.5m程度のバルーンに粉状にした遺骨とガスを入れ、空に放つ……というやり方だ。

 「バルーンは高度35km付近、宇宙にほど近い成層圏で破裂し、そこで散骨されます。最近は月3~4件程度の依頼がありますね」(「バルーン宇宙葬」を手がけるバルーン工房・小野寺義博氏)

 ちなみに費用は18万8000円から。葬儀は「とても晴れがましい、にこやかな雰囲気になることが多い」とか。検討してみる?

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スーダラ節にレーザー光線…[トホホな葬式]体験談(出所:日刊SPA!)

スーダラ節にレーザー光線…[トホホな葬式]体験談
(出所:日刊SPA!)

スーダラ節にレーザー光線…[トホホな葬式]体験談

 しめやかに執り行われるはずのお葬式も、ひとつ間違うとビミョーなことに。

 「友人のお父さんのお葬式のBGMが植木等の『スーダラ節』だった。いくら故人のカラオケの十八番だったからって、場違い感は否めなかった」(46歳・女)

 大往生ならそれもいいけど、若くして亡くなった場合はシャレにならない。

 「27歳で過労死した友人の葬儀がトンデモなかった。司会者は妙に流暢で演歌の曲紹介みたいな調子。出棺の際はスモークにレーザーが乱舞、『これより黄泉の国に旅立ちます』とのアナウンスでレールの上をお棺がスルスル……」(48歳・男)とは、演出過剰もいいところ。

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藤圭子さんの自殺をめぐる報道(『週刊文春』9月5日号)

藤圭子さんの自殺をめぐる報道(『週刊文春』9月5日号)

葬儀行わない、照實氏が遺体引き取り、面会拒否… 「全て遺言書に基づいた弔い」宇多田ヒカルが報道に全面反論

 歌手の宇多田ヒカルさん(30)が2013年9月5日に公式サイトを更新し、8月22日に亡くなった母の藤圭子さんについて「遺書はなかったが、遺言書はあった」などと明かした。
 公式サイトには「藤圭子を長年応援してくださった皆様へ」とのタイトルで、以下の文章が掲載された。

 「亡き母に代わって、皆様への感謝の気持ちを述べさせてください。長年の応援、ご支援、ありがとうございました。
 今なお母の心配をしてくださっている方々にお伝えしたいことがあります。
 ……(中略)……
 様々な情報(正確ではないものも多分にあります)が錯綜する中、葬儀はなく火葬のみという報道を耳にし、疑問を抱かれている方や、母のことを案じてくださっている方もいらっしゃるかもしれません。遺書はなかったと報道されていますが、今年の始めにしたためられた遺言書はありました。他の解釈の余地の無い、母らしい、非常に率直な遺言書です。その遺言書の内容に基づき、出来る限り母の意向に沿うべく精一杯の弔いをしています。
 母は、身内や知人の葬儀には出席せず、自分の時間、自分のやり方でお祈りを捧げる、というポリシーの持ち主でした。葬儀や告別式といったイベントを好むような人ではなかったことを、母をよく知る者、母のためを思う方なら、ご理解してくださることと思います。
 私も藤圭子のファンでした。今も、この先もずっとファンであり続けます。」

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一般の住宅と変わらないダイニング(出所:朝日新聞デジタル)

一般の住宅と変わらないダイニング
(出所:朝日新聞デジタル)

一軒家にしか見えない葬儀場 「ゆっくりお別れできる」

 一見、ごく普通の一軒家にしか見えない住宅風の葬儀場が増えている。くつろげる空間で、ゆっくりと故人を送りたい――。そんな思いを持つ人に受け入れられている。

 西日本典礼(本社・福岡市)が3月、福岡県太宰府市に新たに設けた「都府楼 清浄庵(あん)」。木造2階建て242平方メートルで、道路に面した看板がなければ、大きな住宅にしか見えない。

 1階の約20畳の和室が「式場」になり、祭壇が置かれる。すぐ隣にはダイニング、2階へ上がると、キッチンとリビングがある。ベッド2台が置かれた洋室や和室、浴室も。葬儀は1日に1組。同社の平島絵美子さん(33)は「寝泊まりでき、通夜から葬儀にかけて自宅のように使える。故人とゆっくりお別れができる」と言う。

 同社が住宅風の葬儀場を開いたのは、福岡市南区の「平和 清浄庵」に続き2カ所目。こちらは昨年9月の開館から50件の利用があった。利用者からは「他の家族と顔を合わせなくてすむのでいい」といった声が寄せられているといい、同社では今後、同様の式場を増やしたい考えだ。

 同様の葬儀場は各地で広まっている。

 住宅風葬儀場が受け入れられる背景について、日本葬送文化学会の前会長、八木澤壮一・東京電機大名誉教授は「人間関係の変化や長寿化で、特に2000年以降、葬儀は自分で生前に用意しておくものになった。その結果、『なるべく質素に家族だけで』となってきた。邸宅葬は、そんなニーズに合っている」とみる。

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葬儀費用の平均(出所:YOMIURI ONLINE)

葬儀費用の平均
(出所:YOMIURI ONLINE)

突然の喪主 慌てぬために

 日本消費者協会のアンケート調査(2010年)によると、葬式費用の全国平均は199万9000円。形式は仏式が約90%を占め、葬式の場所は、葬祭センターなどの葬儀専用の式場が約75%だった。費用は、地域や参列者数、祭壇の豪華さなどにより変わるが、目安になりそうだ。

 金額の内訳は、「葬儀一式費用」「飲食接待費用」「寺院への費用」で、葬式にかかる費用のほぼすべてが含まれている。「葬儀一式費用」は、通夜や告別式、火葬などの費用で、同協会のアンケートでは、全国平均が126万7000円となっている。

 「飲食接待費用」は、通夜や火葬後の会食で出す料理や、参列者への返礼品など。アンケートでは全国平均が45万5000円。「寺院への費用」は、読経や戒名に対する僧侶へのお布施で、全国平均は51万4000円だった。

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photo credit: batintherain via photopin cc

photo credit: batintherain via photopin cc

人生の「終活」トラブルも 葬儀相談、9年で3倍

 「人生の最後を自分らしく」と葬儀や墓などを準備しておく「終活」が話題を呼ぶ中で、契約をめぐる相談も目立ってきた。一人暮らしの高齢者や老夫婦が「周りに迷惑を掛けたくない」と生前に契約してトラブルになる例もある。

 国民生活センターによると、全国の消費生活センターなどが平成24年度に受けた葬儀に関する相談は700件と過去10年間で最多となり、15年度の3倍超だった。「親の葬儀で予想以上の金額を請求された」など本人以外の死に関するケースが中心だが、中には「自分の葬儀を事前契約したが解約したい。返金されるのか」といった終活の相談もある。

 65歳以上からの葬儀解約をめぐる相談は15年度の10件から、24年度は72件に増えた。墓に関する相談は24年度が1664件で、15年度の1.4倍に。国民生活センターは「墓や葬儀の出費は高額。できれば事前に複数の業者に見積もりしてもらって」と助言する。

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「葬儀の簡素化」の背後にある「脱儒教的」「仏教回帰的」死生観

[中国ブログ]葬儀を通じて感じた「日本とわが国の死生観の違い」

 冠婚葬祭の習慣は国や地域によってさまざまだ。日本での喪服の色は「黒」であることが普通だが、中国では「白」であることが普通だ。また、国土の広い中国では地域によって違いはあるが、死者があの世で困らないよう紙製の銭を燃やして供養する。

 中国人ブロガーの海玲在日本(ハンドルネーム)さんは、日本で葬儀に参加した折に日中の葬儀を巡る習慣や死生観の違いを感じたという。

 生死観は国や文化によってさまざまなだが、人が亡くなるということは悲しいことであることに違いはない。筆者も長年の付き合いがあった日本人女性が亡くなり、とても悲しかったようだ。

 悲しみを引きずりながら葬儀に出席したという筆者は、火葬後のお骨を係員の説明を受けながら箸で骨壺に入れる儀式も含め、すべてが初めての経験だったそうだ。

 筆者は、葬儀に出席する前は故人を思い出しては涙が出たそうだが、一連の葬式を通じて「無常」を感じたという。そして「落ち着きを取り戻し、人生を前向きにとらえられた」という。

 日本の葬式に参加し、筆者が感じた日中間の違いは「死生観」だそうだ。筆者によると中国では死を語るのはタブーとされているが、日本では「死に支度」という言葉があるほど淡々と死を受け入れていることに驚きを隠せない様子だ。「多くの人が日本人の死生観を桜(さくら)の花で表現するのも間違いではなさそうだ」と感想を綴った。

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自らの葬儀の規模に関する意識調査(出所:東京都生活文化局『2001年葬儀にかかわる費用等意識調査報告書』)

自らの葬儀の規模に関する意識調査
(出所:東京都生活文化局『2001年葬儀にかかわる費用等意識調査報告書』)

こんなはずでは…!トラブルのない家族葬のためのポイントとは?

 最近では“終活”という言葉も登場して、生前のうちに自分の葬式や墓を準備しておきたいという人も少なくありません。親族だけでお別れができればいいということで、式礼の品や用意のいらない“家族葬”を選ぶ人が増えてきました。
 しかし、一方で家族葬を行なってトラブルに見舞われる事例も増加しています。

 その理由としてはやはり費用面の問題があげられます。
 「無駄な儀式にお金を使わず、つつましく送ってほしい」という気持ちで家族葬を希望したものの、実際に身内だけで葬儀を行なったら却って費用が高額になり、遺族に負担がかかるケースが少なくないのです。
 その理由のひとつが香典でしょう。香典によって葬式の費用がまかなえるのですが、親族だけで香典をあてにできないとなると、シンプルな葬儀でもそれなりの費用が遺族の方にのしかかってくることに。

 そしてありがちなこととして、「どんな葬式をしていいのか分からずにいた結果、高額な葬儀費用を出さざるをえなくなった」というパターンも。
 送りだす本人が生きているうちに、「どんな葬式を希望するのか?」または「葬儀に必要なものは何か?」を確認しなかったために、成り行きで葬儀社の提案に乗って行なった結果、高額になってしまったしまったというケースです。
 生前からどういう式を執り行うかを決めておかないと、親族達は急な出来事で、判断能力もかけてしまいます。そして自分の死で親族トラブルが発生してしまうこともあります。

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手元供養品(出典:NPO法人手元供養協会)

手元供養品
(出典:NPO法人手元供養協会)

供養は近くで、手元で

 故人の埋葬に対する考え方が変わってきた。地方のお墓から交通の便がよい都心の納骨堂に遺骨を移したり、遺骨の一部をしゃれたデザインの容器に入れて手元に残したり。供養に対する意識の多様化や大都市部での墓地不足が影響しているようだ。

 ……(中略)……

 遺骨の一部を家の中に安置したり、ペンダントなどに入れたりする「手元供養」を利用する人も増えている。

 東京都町田市の中尾貞子さん(83)は、13年前に亡くなった夫の遺骨の一部を、茶器の「棗(なつめ)」に入れ仏壇に置いている。夫の希望で海に散骨したが、「全部流す気になれなかった」という。墓石の代わりに木を植える市内の樹木葬墓を申し込んだが、納骨はしていない。「自分が死んだら、夫の遺骨と一緒に納めてもらうつもりです」

 葬送事情に詳しい東洋大学ライフデザイン学部教授の井上治代さんが06年に手元供養品の購入者約300人に行った調査によると、手元供養をする理由として「仏壇や位牌(いはい)より身近」を挙げた人が59人と最も多かった。「墓が遠くにあるので身近で供養したかった」という回答も12人で上位になった。

 井上さんは「核家族化が進み、先祖代々の墓を引き継いでいくという考え方に息苦しさを感じる人が増えている。しかし、故人を身近に感じていたいという思いが弱まったわけではない。利便性を重視したり、手元供養を利用したりするのは、そんな理由からではないか」と話している。

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photo credit: Beverly & Pack via photopin cc

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土葬が主流!? 母国でのお葬式事情を、日本在住の外国人に聞いてみた!

 日本では通夜や告別式などの儀式を通して、故人の死を悼み、冥福を祈り、別れを告げますが、外国ではどのような別れの儀式が行われるのでしょうか。日本に住む20人の外国人に聞いてみました。

■お寺でお坊さんに3日か7日間お祈りしてもらって、その後はそのままお墓に埋めるか火葬します。火葬の場合は少し骨を取ってお墓に置いて、残った骨は海に流します(タイ/30代前半/女性)
■教会で葬式をします。火葬は最近増えていますが、基本的にはしません(スウェーデン/40代前半/女性)
■土葬が一般的だと思います(トルコ/30代後半/男性)
■火葬しない(ペルー/40代後半/男性)
■亡くなった方がカトリック教徒の場合、遺族とその親友が集まり、教会で神父の追悼演説を聴きます。その後、皆で墓地に向かい埋葬を行います(イタリア/30代前半/男性)
■教会に参列した後、墓地で儀式があり、棺おけを土葬又は火葬します(ドイツ/30代後半/男性)
■カトリックの場合は土葬、最近では火葬が多いです(フランス/20代後半/女性)
■埋葬、又は火葬。火葬は安価なため、最近ではとても一般的になってきました(オランダ/30代前半/男性)

 かつては日本も土葬が一般的でしたが、墓地不足や衛生上の問題から火葬に移行しました。欧州では土葬が一般的ですが、埋葬費用の高さもあり、火葬が徐々に増えてきているようです。

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