平均寿命の推移と将来推計(出所:厚生労働省『平成25年版高齢社会白書』)

平均寿命の推移と将来推計
(出所:厚生労働省『平成25年版高齢社会白書』)

「終活コン」で2度目の結婚? 超高齢化社会の日本を予想してみた!

 2030年、日本は65歳以上の人口が3割を超える。100歳以上の超高齢者の人口は現状の5倍ほどだ。かつて世界が経験したことのない少子高齢化社会を迎えることには不安もよぎる。しかし、医療やエネルギー、食料など、日本には暗い未来予想をくつがえすだけの技術と知識がある。再び世界をリードする日は、きっとくる。以下、近い未来をシミュレーションしてみた。

*  *  *

「キースッ! キースッ! キースッ!」

 2030年。流行に敏感な高齢者が集う街、TOKYO・SUGAMO。人生2回目の結婚式は、悪ノリした高齢者仲間のキスコールで宴もたけなわになった。

 住谷靖(70)は、40歳から2度目の独身を貫いてきたものの、新しい人生を楽しみたいと、「終活コン」で出会った今日子(66)にプロポーズした。まあ、正直言えば寂しかった。人生はまだ数十年はあるのだ。

 「早くキスしろよ!」

 促されて今日子の顔を見つめると、肌がツヤツヤしていて66歳とは思えない。冷凍保存していた若いころの「肌細胞」を注入しているそうだ。最近の高齢女子に人気の美容法らしい。

 今日子は静かに目を閉じている。「よろしくね」。小さな声で合図すると、「こちらこそ」。今日子がゆっくり微笑む。そしてそっと唇を重ね合わせた。

 「イエーッスゥー!!」

 いっせいに歓声が沸き起こる。集まってくれたのは、大学時代の友人や昔の会社の同僚など、ほとんどが同世代だ。だが、腰が曲がったり、杖をついたりしている者は一人もいない。

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高齢者向け賃貸住宅 狭い物件約7割

高齢者向け賃貸住宅 狭い物件約7割(NHK)

高齢者向け賃貸住宅 狭い物件約7割

 「サービス付き高齢者向け住宅」は、室内がバリアフリーで、安否確認と生活相談に応じるスタッフがいる賃貸住宅で、おととし10月から国が登録制度を設けました。全国での登録件数は先月26日現在、およそ2750棟あり、戸数は8万8400戸余りに上っています。
 その現状を、民間の研究機関「高齢者住宅研究所」が去年10月に調べたところ、居室の広さが、原則25平方メートル以上という国の基準より狭い物件が全体の69%を占めていることが分かりました。高齢者住宅研究所は、家賃を抑えるなどの目的で最低限の広さにする業者が多いとみています。また、安否確認と生活相談以外に提供されているサービスは、食事が95%、掃除などの家事が54%、入浴介助などの介護が52%などとなっています。
 「サービス付き高齢者向け住宅協会」の石川則子さんは「お年寄り自身がそこで本当に生活できるのかよく考えて選んでほしい」と話しています。

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NHK「団塊スタイル」より

NHK「団塊スタイル」より

自分らしく終わりたい…エンディングノート!:NHK『団塊スタイル』

 法的拘束力のない「エンディングノート」が、なぜ注目されているのか?どんな人が書いているのか?「子供たちに迷惑をかけずに死にたい」と考える団塊の世代の“終活”について、エンディングノートを軸に考える。
 亡くなった方があまり情報を残していかなかったために、たとえば本籍が判らず、死亡届に必要な書類が整わない、葬儀の宗派がわからない、など、遺族が戸惑うことも多いという。また、2007年に家裁に持ち込まれた遺産相続トラブルの相談件数は15万件を超え、10年前の2倍増になる。そのうちの7割以上が、5千万円以下の財産に関するものだ。財産に関しては額に関わらず遺言が必要な時代だ。

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