『恍惚の人』(東宝,1973年)

『恍惚の人』(東宝,1973年)(出典:ameblo.jp/showa-retoro/)

有吉佐和子さんブーム再び…「おしゃれ」「快活」新たな一面

 作家の有吉佐和子さんが亡くなって今年で30年。

 初の長編『処女連トウ(れんとう)』をはじめ“月刊有吉”のペースで復刊している。戦後の働く女性を描く初期作品は、娘で作家の有吉玉青(たまお)さんが「わたしのなかの母に近い」というおしゃれで快活、たくましい作品。再ブームにより、社会派という従来のイメージにかわる新しい有吉像が生まれようとしている。

 今年は作家の有吉佐和子さんが亡くなって30年になります。それを記念して有吉さんの初期の作品が続々復刊されるようです。

 言うまでもなく有吉さんは現代日本を代表する作家の一人ですが、わたしのイメージでは、その時々の時代背景と女性の生き方のつながりを描くことに関しては他の追随を許さない傑出した洞察力のある作家、です。

 その意味ではまさしく「社会派」作家だったと思いますが、復刊される初期の作品群は仕事を持って自立して生きていこうとする女性の等身大の姿を描くものが多いそうです。これはあの『アナと雪の女王』の「ありのー ままのー すがたみーせるーのよ~♪」の時代ムードにぴったりですよね。面白そうなので今度ぜひ読もうと思っています。

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ペットとお墓でも一緒 合葬できる墓地広がる

 ペットの遺骨と一緒に納められる墓が人気を集めている。核家族化で老後の孤独感が深まる中、ペットを家族の一員として大切に飼ってきたお年寄りが、あの世でもそばにいてほしいと願ったり、現役世代がペットの供養の場を探したり、それぞれの事情があるようだ。

 「家族同然でした。きちんと供養してあげたくて」。15年飼った雌のシーズー犬「リリー」を5年前に亡くした阿部直也さん(74)。月2回以上、欠かさずに隣の福津市にある自宅から車で40分かけ墓参りする。

 会社員だった12年前、心筋梗塞で倒れて約2カ月半入院した。毎夕、リリーが玄関先で帰りを待っていると妻に聞き、胸が熱くなった。6年前に妻に先立たれてからは心の支えだった。

 リリーが病気で息を引き取ってからしばらくは、仏壇に遺骨を置いていた。その後、ペットと一緒に合葬してくれる百合ケ丘霊園のことを知り、迷わず購入。妻と先祖の遺骨も一緒に納骨した。もちろん、いずれ自分も入るつもりだ。「リリーのそばで永眠できる。あの世に逝くのが怖くなくなりました」。死への準備を済ませ、心は穏やかだ。

 ……(中略)……

 西南学院大の宮原哲教授(コミュニケーション学)は「バーチャル(仮想現実)な人間関係で、いくらネット上での『友だち』が増えても真に心を共有できる友人は増えない。気持ちを分かり合える相手がいないという人間への不信感の裏返しが、ペットへの深い愛情になっている」と分析する。

 人間関係の隙間を埋める存在として、ペットの「家族化」はますます進みそうだ。

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新潟市で開かれた篤志解剖全国連合会の実務担当者研修会(出典:NPO法人宮崎自殺センターを応援したい 2010.10.29)

新潟市で開かれた篤志解剖全国連合会の実務担当者研修会(出典:NPO法人宮崎自殺センターを応援したい 2010.10.29)

献体希望の高齢者増える 死の迎え方、自ら選ぶ 「家族に迷惑掛けない」

 「医学の発展に役立ててほしい」と、死後の自分の体を大学医学部などに提供するための献体登録をする高齢者が増えている。「人生の最期に社会貢献できる」制度として知られるようになったほか、死の迎え方をめぐって個人の意思を優先し、葬儀や墓にこだわらない傾向が強まっていることも一因のようだ。

 献体運動を進める「篤志解剖全国連合会」(東京)が全国約100大学の協力を得て調査、1970年度から献体登録者は今年3月末で累計25万人を超える。

 現在の登録者は推定約15万人。毎年3500人前後が解剖されているが、主に高齢者からなる5千人前後の新規登録によって年々増加。新規登録をストップする大学もあるという。

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帰省して久しぶりに親子で歓談

帰省して久しぶりに親子で歓談

これを言ったら、おしまい 相続準備に子供の禁句

 「遺言、もう書いてくれたの?」――長女(52)からこう言われると、都内の女性Aさん(80)はいつも言葉に詰まる。

 別居している長女が遺言を求める理由は、相続税対策だ。Aさんには自宅のほかに大した資産はない。だが2015年に相続税が増税されると「課税される恐れがある」と長女。相続セミナーに参加し、課税される場合は相続手続きを早く終わらせる必要があると学んできた。

 長女は「今は妹と仲がいいけれど将来は分からない。遺産の分け方を事前に決めてくれれば、姉妹の相続争いは起こらない。だから遺言を書いてほしい」。さらにAさんに、平等に分けるためには家を売るのが一番いい、と助言した。預金は家の価値より少なく、平等に分けられない。争いを避けるにも納税にも、家をお金に換えるのが最良、というわけだ。

 理屈では分かる。でも、この家は先立った夫と若い頃に買い、娘たちを産み育てた。柱にも壁にも、夫と力を合わせて歩んだ人生の一歩一歩の思い出が染み込む。

 死後に売られるのは仕方ない。でも、自分はまだ生きている。今から手放すことを考えるのは――言葉も手も、そこで止まる。「遺言、書かなきゃね。そのうちにね」。Aさんは長女に、それしか言えない。

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6000円以上の赤系口紅が特に人気(出典:SankeiBiz

6000円以上の赤系口紅が特に人気
(出典:SankeiBiz)

アベノミクス効果?美意識は口元にも リップなど高単価商品が好調

 口紅や歯みがき粉など口元の美容に関する市場が活況だ。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による景気浮揚感の後押しもあり、美意識は口元まで波及。瞳を大きく見せるためのマスカラやアイライナーなど目元メークへの関心が一巡したこともあり、唇を美しく見せるリップや歯を白くするホワイトニング(着色汚れ落とし)成分配合の高機能歯みがき粉が好調な売れ行きを見せている。

「口紅は前年比で2桁増で売れています。特に赤系の色は品切れが出るほど」

 都内百貨店の化粧品売り場の担当者はこう語る。実際、経済産業省の今年度上期(4~9月)の化学工業統計によると、化粧品目別の増減率ではファンデーション(前年同期比3.0%増)やアイメークアップ(6.5%減)に比べ、口紅(12.1%増)やリップクリーム(25.5%増)など唇向けの化粧品は大幅な伸びを示している。

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万聖節(Toussaint)(出典:Le Monde)

万聖節(Toussaint)
(出典:Le Monde)

そこまで服装にこだわらずともOKなフランスの葬儀とは

 11月1日フランスでは「万聖節(Toussaint)」だった。万聖節とは聖人たちを祝う日であり、故人を思い墓参りをする日だ。パリでも市内にある各墓地には多くの人が訪れ花を飾る。この前後、フランスの学校は休みにもなる。そこで日仏のお墓事情を比べてみた。

……(中略)……

 フランスのカトリックの場合、葬儀の雰囲気も日本とはずいぶん異なる。
 親族以外の参列者できっちり喪服を着る人は多くない。香典の習慣もなく、故人に献花し哀悼する。そして埋葬されると、冒頭に述べた11月1日などに墓参りを行い、墓の掃除をして鉢植えの菊などをお供えとして飾る。そのためパリ市内各所にある墓地では、この日は多くの花々で彩られ、より華やかな雰囲気に包まれる。

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「終活ブーム! 美しすぎる遺影撮影会に密着」(出典:Gyao)

「終活ブーム! 美しすぎる遺影撮影会に密着」
(出典:Gyao)

これで死後のトラブルを回避 親にやっておいてもらいたいこと

 ますます関心の高まる“終活”。自分だけでなく、家族のためになる終活とはどんなことをいうのだろうか? 農家に嫁いだ佐々木美子さん(仮名・50)は、同じ敷地内の隣の家に住んでいた義理の母を2006年に、義父を09年にそれぞれ亡くした。

 「すごく助かったのが、義母が、自分と義父の遺影を用意してくれていたこと。義母は、気に入った写真が撮れると、それを遺影にし、仏壇の横に置いておいてくれたんです。おかげで、お葬式のときに、遺影をどれにしようかと慌てなくてすみました。遺影をどこに置いてあるかを伝えておいてくれたのもよかったですね。棺に納めるときに着たいものの希望を伝えてくれてあればさらに助かったかな。なかなか考えが及ばないと思いますが、送る者としては意外に悩んだ点でした。」

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書店にたくさん並ぶエンディングノート(出所:日経トレンディネット)

書店にたくさん並ぶエンディングノート
(出所:日経トレンディネット)

「ブーム」としての終活の怪しさ 沢利之

 先日10月26日号週刊東洋経済を買った。「いま知りたい終活」という終活特集である。雑誌には「ネタに困ると京都特集を組む」という秘策があると聞くが、昨今のビジネス雑誌には「ネタに詰まると相続や葬儀など終活関連を取り上げる」という裏ワザがあるようだ。実際今週は他の雑誌も相続特集を組んでいる。相続学会の専務理事という立場から参考までに一つ読んでみた次第。

 「終活」という言葉がいつ頃から流行りだしたのかは知らないが、昨年12月にはユーキャン新語・流行語大賞でトップ10に選ばれている。「終活」は「就活」や「婚活」と同じ流れの造語であるが、私にはこのような造語の裏には、ブームを作り出して一儲けしようと考えている人の陰がチラチラ見えてある種の怪しさが感じられる。

「終活」という言葉を英語に訳すとPreparation for deathとなるだろうが、英語の「死の準備」という言葉に較べて「終活」という言葉はいかにも軽くて尊厳を欠いている。

 東洋経済の記事をパラパラめくりながらその理由を考えてみると、「終活」には精神面の問題がほとんど触れられていないことに気がついた。

……(中略)……

 たとえば「あらためて知りたいお葬式」の項目をみると「葬儀費用はいくらかかるのか」「葬儀社選びで失敗しない方法は」「住職にお布施をいくら渡せばいいのか」など金と儀式と世間体の話ばかりなのである。

 恐らくPreparation for deathで「精神面の死の準備」が全く語られず、「金としきたりと世間体」が話題の中心になっている国は日本ぐらいのものではないだろうか?

……(中略)……

 私は「踊る終活ブーム」には怪しさを感じている。そもそも何時の時代も総ての人は死ぬ。死の迎え方にブームなどある訳がない。Preparation for deathの中心に「人は皆死ぬ。だから恐れることは何もない。あの世に持っていけるものなど何もない。いかなる厚葬も魂の救済には無縁である。」というごく当たり前の概念を据え付けないようなコンサルティングなど総て怪しい私は考えている。

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photo credit: NatalieMaynor via photopin cc

photo credit: NatalieMaynor via photopin cc

ペットの葬儀、多様化

 家族の大切な一員として、ともに暮らしたペットとも別れの時は来る。手厚く葬りたいという人が増え、葬儀は多様化している。

 1921(大正10)年からペットを供養する東京都府中市浅間町の「慈恵院」多摩犬猫霊園を訪ねた。境内を歩くと、愛犬を連れた参拝客や、涙をぬぐう喪服姿の女性も。ペット墓地のほかロッカー形式の納骨堂があり、花や写真、使っていた食器などが飾られていた。同院渉外担当の藤森一登さん(48)は「毎日お参りに来る方もいらっしゃいます」と話す。

 ……(中略)……

 広報担当の杉崎哲哉さん(49)によると「以前はほとんどが合同葬でしたが、現在は2割の方が立ち会い葬を、3割の方が個別葬を選ぶ」という。僧侶が読経し、戒名に準じたものを渡す。「家族の一員として、人と同じように弔いたい」という要望は年々高まり、ひつぎに愛用の品を入れたり花を手向けたりする飼い主が多いという。

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ギネスにも認定された(日刊ゲンダイGendai.net 2013.10.16)

ギネスにも認定された
(日刊ゲンダイGendai.net 2013.10.16)

やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

 人気漫画「アンパンマン」の著者、やなせたかし氏(享年94)が死去した。先の大戦で中国戦線に出征し、復員後、高知新聞や三越宣伝部に勤務。その後、フリーのイラストレーターになり、1973年に絵本の「あんぱんまん」を発表した。この作品が世間にじわじわと浸透し、88年に日本テレビでアニメ「それいけ!アンパンマン」として放映されて爆発的人気を博した。
「アンパンマン」の単行本は、シリーズとしてフレーベル館から発行。これまでに同社から400冊近い作品を出し、総発行部数は7800万部に上る。

……(中略)……

 大金を手にしたやなせ氏だが、私生活は地味だった。日本漫画家協会の会長を務め、新宿区片町にある自分の持ちビルに協会の事務局を間借りさせているが、家賃は取っていないといわれる。金持ちでありながら、生涯、贅沢(ぜいたく)はしなかった。

「問題は遺産の行方です。93年に奥さんに先立たれ、子供も親戚もいないそうです。関係者の間では、遺言で誰かを遺産の受取人に指名しているのか、それとも遺言を残さず遺産が国庫に入ることになるのかが話題になっています」(ある漫画家)

 自称・親戚が名乗りを上げてトラブルになるのではないか。

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アザラシ型ロボットの「パロ」くん(出所:アピタル)

アザラシ型ロボットの「パロ」くん(出所:アピタル)

いやし系ロボットが高齢者住宅問題を救う

 写真は、2010年から大和ハウス工業が販売しているアザラシ型ロボットの「パロ」くん。癒し系のロボットで、おしゃぶりに見えるのが充電器だ。この時はコンセントに繋がって休んでいた。でも、ミルクを飲んでいるように動くんですね。撫でたり呼びかけたりすることで、反応して鳴いたり、まばたきをしたり。愛くるしい動きで、高齢者を癒やすペット型ロボットである。このあどけない表情からは想像できないが、ギネスブックで認定された「世界で最もセラピー効果のあるロボット」だそうです。

 さて、本題に戻って高齢者とICT化である。
 パロくんが発する音声とのやりとりで、例えば「薬を飲んだか」とか「今日の気分はどうか」など、特に独居の老人の生活状況を記録し、その状況を家族や介護、看護師と共有することで、介護現場の効率や質向上が見込まれるのではないだろうか、と思った次第だ。

 機器にデータを入力していくのではなく、気がついたら情報が記録されていた、コミュニケーションの窓口になっていた、というのがインターフェースの一つの理想だと言える。パロくんなら例えば、「ご家族から電話ですクー」などと話ながら、孫からの電話の声が、パロくんの口から聞こえてくるといったこともできるかもしれない。

 少し違和感があるかな? もう少し研究が必要ですね。

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photo credit: aldenchadwick via photopin cc

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ペットに遺産を残したい 飼育を条件に遺言や信託で

 自分が死んだらペットはどうなるのか? こんな不安を抱える高齢者は少なくない。

 昨年9月、飼い主を対象にしたペットのためのエンディングセミナーが大阪市内で開かれた。定員50人に対し、申し込みは70人以上。

 セミナーでは、遺言書の作成など具体的な手続き方法が紹介された。主催者の一人、本田みつ子さんは「動物を飼育するということは、一生飼うという責任を持つことです」と話す。

 ペット法学会副理事長の吉田真澄弁護士は「相続では、他の財産はいるが、ペットはいらないというケースもある」と説明する。

 相続手続きが終わったらペットが殺処分されるケースもあるという。こうした最悪の事態は、事前に家族で話し合うことで防ぐことができる。吉田弁護士は「ペットの飼育は世話の仕方など相性もある。餌や散歩の内容など詳細も詰めておいた方がいい」。

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父と子

「自分史」絆を次代へ 親や夫の歩みを残す人も

 「自分史」と言われてどんなイメージを持つだろう。老後に人生の軌跡を振り返り、自分で筆を執るのが代表的だが、最近は子どもから老いた親へ思い出アルバムを贈ったり、死別した夫を追悼して文章にまとめたりと、その形態は多様になっている。何が自分史づくりに心を向かわせるのか。

 「夫の人生を、3人の子どもたちに伝えたかった」。昨夏、福岡県太宰府市の職員だった森田良一さん(享年57)を亡くした妻の真佐江さん(58)は、夫の“自分史”を作った理由をこう語る。

 職場で半袖シャツに草履姿を貫いた良一さん。人に優しく、人と触れ合う現場を大切にした。人権問題に奔走し、数多くの仲間をつくった。がんと闘病しながら、定年を前にこの世を去った。

 葬儀には800人近い弔問客が押し寄せた。夫の職場の同僚から、真っ向勝負で仕事に打ち込んできた姿を聞かされた。普段は無口で、家では仕事の話を一切しなかったのに…。

 仏壇の前で泣き暮らす日々。次第に思いがこみ上げてきた。「夫のすごさを知らなかった自分が恥ずかしかった。何より、それを子どもに伝えることができなかった」

 1990年から続く北九州市自分史文学賞。毎年300~400点の応募があり、7割が60歳以上の男性という。「自分の生き様とその時代の空気を子や孫に残したいと願う人が多い」(市文化振興課)という。

 戦後の復興から高度成長期を生き抜いてきたシニア世代。お父さんは外で身を粉に働き、お母さんは家を守る-それが当たり前の時代だった。人生の終焉に近づいた時、子どももパートナーも、お互いをよく知らなかったことに気づく人も多いのではないか。

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photo credit: aldenchadwick via photopin cc

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病気、孤独死…愛犬は? 飼育継続への支え少なく

 大阪市内のマンションで80代の男性が孤独死し、愛犬が1匹残された。男性の死後、4、5日で発見されたため、犬は衰弱もせずに元気だった。しかし、飼い主が死亡しているため、処分される可能性が高い。そこで、個人で動物保護活動をしている島本さんに新しい飼い主探しが託された。

 島本さんは「飼い主を探すケースは孤独死だけではありません。入院したり施設に入ったりと、いろいろなケースがあります」。

 白金高輪動物病院(東京都港区)の佐藤貴紀院長(35)は「来院予定日に来なかったので連絡したら、高齢の飼い主が体調を崩していたことがある」と話す。入院中のペットに飼い主が面会に来なくなったと思ったら、飼い主が入院してしまったケースもあるという。

 環境省によると、殺処分される犬や猫は減少傾向にあるが、それでも平成23年度は約17万5千匹に上る。無責任な飼い主に捨てられる一方、高齢の飼い主の死亡、ペットの介護などが負担になるなどして飼育が継続できなくなるケースがある。核家族化、少子高齢化が進み、ペットを「家族」と考える人も多い。だが、高齢者が飼育を継続するための支援の手はまだ少ない。「ペットの終活」を真剣に考えなければならない時代が来ている。

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「終活」認知度(SBIアラプロモ株式会社「シニア意識調査」)(出所:MSN産経ニュース)

「終活」認知度(SBIアラプロモ株式会社「シニア意識調査」)
(出所:MSN産経ニュース)

60歳以上の約76%が「終活」を認知

 SBIアラプロモ株式会社は、60代以上の方を対象に、シニアの意識調査に関するアンケート調査を実施しました。
 今回の調査では、60代以上の75.6%の方々が、「終活」に対して、必要もしくは不必要と回答しており、「終活」という言葉の認知度が高まっていることが判明しました。
 性別別に見てみると、「終活」を「必要」と考えているのは、男性が44.7%、女性が60.4%という結果が出ました。
 終活を必要と答えた289名に、「終活は何歳から始めるべきか」という質問をしたところ、「70代~」という答えが一番多い結果になりました。

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憤懣本舗「霊園が差し押さえ… お墓をめぐるトラブル」(出所:毎日放送)

憤懣本舗「霊園が差し押さえ… お墓をめぐるトラブル」
(出所:毎日放送)

霊園が差し押さえ… お墓をめぐるトラブル

 先祖の墓に花をたむけ、手を合わせる。墓は故人と会える、大切な場所です。ところが、こうした霊園を舞台に今、トラブルが相次いでいるといいます。

千葉県船橋市にある霊園、「やすらぎの里」。
 2年前、霊園の一部が裁判所の競売にかけられ、不動産業者に落札されました。
 「競売になったのは、この奥側。今、不動産屋さんがお持ちなんですけど」(霊園の利用者 木原肇さん)
「永代使用権」をすでに払っていたにもかかわらず、落札した不動産業者は、土地の使用代を請求してきたといいます。
 「(落札した)地主さんが『地代を払ってくれ』とか、『区画を買ってくれ』と利用者に連絡があったみたいですね」
 (Q.実際、皆さん払われたんですか?)
 「いや、払ってないです。それは僕らが止めましたから、二重払いになりますので」

 本来、霊園の経営は宗教法人や自治体などに限定されています。にもかかわらず、「やすらぎの里」は民間業者が運営を行い、経営が破たんしてしまったのです。
 木原さんは去年、墓の利用者の権利を守るため、宗教法人の代表に就任。お金を集めて、不動産業者から買い戻すことも検討しています。「私が僧侶になって、この霊園をあと4年で自分たちに取り戻す(買い戻す)作業をしています」

 土地の所有者が変わった場合、1度払った「永代使用権」はどうなるのか?
 「墓地使用権(永代使用権)は(新しい地主に)対抗できると思いますので、『墓石を全部撤去しなさい』という要求に応じる必要はないと思いますけども、ただそれ以外、集会所を利用したとか、管理事務所が霊園の管理をしてくれてたとかなどは、今後、サービスが受けられなくなるかもしれない」(虎の門法律事務所 小松初男弁護士)

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断髪中の岡本夏生さん(出所:岡本夏生オフィシャルブログ)

断髪中の岡本夏生さん
(出所:岡本夏生オフィシャルブログ)

岡本夏生、丸刈りは「終活」

 TOKYO MXの生放送番組「5時に夢中!」の中で断髪式を行い、丸刈りになったタレントの岡本夏生が11日、そう決断をした理由を改めてオフィシャルブログで説明している。

 岡本は11日付のブログ記事で「人生において スキンヘッドになんか なかなか、なるチャンスないよねぇー」と切り出すと、「これも立派な終活よ」と丸刈りは人生を終える前にやっておきたいことだったと説明。「また、ひとつ、目標達成だっちゅーの(爆)」と充実感をみなぎらせている。

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ニフティ・コムニコ『ソーシャルメディアに対する"終活"の意識調査』(出所:マイナビ・ニュース)

ニフティ・コムニコ『ソーシャルメディアに対する”終活”の意識調査』より(出典:マイナビ・ニュース)

死後はどうする? ソーシャルメディアでの”終活”に関する意識調査

 ニフティとコムニコは8月27日、ソーシャルメディアに対する”終活”の意識調査の結果を発表した。

 発表によると、”終活”という言葉を知っていると答えた人は全体の62.8%。20代、30代を含む調査対象の全年齢層で過半数に認知されている。

 また、自身が亡くなったあとのソーシャルメディアの扱いについて考えたことがあるか、という質問に対して、全体の19.0%が「考えたことがある」と回答。特に40代は「考えたことがある」の回答率が23.0%と高い。

ニフティ・コムニコ『ソーシャルメディアに対する"終活"の意識調査』

 また、家族が亡くなった場合、ソーシャルメディアに投稿された家族のコメントや写真などのデータを残したいかどうかを尋ねた質問には、49.2%の人が「残したい」もしくは「どちらかというと残したい」と回答。一方、自分が死んだ場合については、71.6%が「投稿データを残したくない」「どちらかというと残したくない」と答えている。

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福岡市社協職員とのおしゃべりを楽しむ田川とみ子さん(出所:西日本新聞電子版)

福岡市社協職員とのおしゃべりを楽しむ田川とみ子さん
(出所:西日本新聞電子版)

入退院支援、葬儀、家財処分… 家族の代わりに「終活」 福岡市社協が見守り事業 無縁社会?増える登録者

 死後の葬儀や家財処分を頼める人がいない…。独居高齢者の不安を和らげようと、福岡市社会福祉協議会が親族に代わって生前の見守りから死後の多様な手続きまでを請け負う「ずーっとあんしん安らか事業」が注目を集めている。無縁社会や人生の最期に向けて準備する「終活」ブームを反映してか、事業の登録者は年々増加。協力企業も広がっている。

 「博多座の歌舞伎、どうでした?」「市川中車さんがよかったわ」-。8月の午後、福岡市城南区の団地に住む田川とみ子さん(86)と、市社協職員の城谷史子さん(54)のおしゃべりに花が咲いた。城谷さんは1人暮らしの田川さん宅を3カ月に1回訪問。2時間近く会話しながら、生活ぶりや健康状態に変化がないかを見守る。

 独身の田川さんは1年前、安らか事業に登録した。福岡県三潴町(現久留米市)出身で、10人きょうだいの末っ子。きょうだいは全員亡くなった。故郷に親戚は多いが「めいたちに迷惑を掛けたくない」と話す。

 火葬だけして、遺骨はめいに引き渡す。介護保険や年金、公共料金などの死後手続き、自宅の家財処分を任せる-。社協とこんな契約を結んだ。「安心しました。最期まで自立した生き方を貫きたい」と田川さん。

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photo credit: batintherain via photopin cc

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人生の「終活」トラブルも 葬儀相談、9年で3倍

 「人生の最後を自分らしく」と葬儀や墓などを準備しておく「終活」が話題を呼ぶ中で、契約をめぐる相談も目立ってきた。一人暮らしの高齢者や老夫婦が「周りに迷惑を掛けたくない」と生前に契約してトラブルになる例もある。

 国民生活センターによると、全国の消費生活センターなどが平成24年度に受けた葬儀に関する相談は700件と過去10年間で最多となり、15年度の3倍超だった。「親の葬儀で予想以上の金額を請求された」など本人以外の死に関するケースが中心だが、中には「自分の葬儀を事前契約したが解約したい。返金されるのか」といった終活の相談もある。

 65歳以上からの葬儀解約をめぐる相談は15年度の10件から、24年度は72件に増えた。墓に関する相談は24年度が1664件で、15年度の1.4倍に。国民生活センターは「墓や葬儀の出費は高額。できれば事前に複数の業者に見積もりしてもらって」と助言する。

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