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「死んだらお墓はいらない」今、“ゼロ死”を選ぶ人が増えている

 3日放送のフジテレビ『ノンストップ!』は、「新たな終活」として注目される”ゼロ死”を特集。

 ゼロ死とは、葬式をあげない「ゼロ葬式」、遺骨を残さず墓を持たない「ゼロ墓」をあわせた考え方。

 エンディングコンサルタント・佐々木悦子さんは、ゼロ死について「ここ2~3年で相談者が急増している。」と、語った。

 あまり一般的な考え方のように思われない「ゼロ死」だが、全国の葬儀社を対象に行った最近の調査では、請け負った葬儀の中で「ゼロ死」の割合は、なんと22.3%。MC設楽統は「5人に1人は、結構多い」と驚いた様子を見せた。

 佐々木さんは「以前は、経済的な理由でお葬式をやらないケースが多かったが、今は、死ぬ自分に使うお金があったら、残された人たちに多くお金を残していきたいという現実的な考え方から、価値観で選ぶ方が増えてきている」と語った。

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葬儀の現代的意味について~“生者の魂”に対する気遣いとしての葬儀

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無宗教で弔うこと(大野左紀子)

……(前略)……

 私と夫は、遺骨の一部を「不老会」の共同墓地に入れてもらうようにしたらどうかと母に言っている。そうすれば、命日には家族でお参りできるから。私も曖昧な無宗教者の一人だが、父の遺骨に向かって手を合わせたいような気がする。というか、そういう気持ちになった時に何もないのは、少し寂しいような気がする。

 墓に向かって話しかけても、聞いてくれる人はいない。身体を持たない魂だけが、そこにフワフワ浮いているということなどない。けれども逆に、そこにいない、かたちのないものに向かって語りかけるという、普通なら到底できないような行為をするために、先人の作り出した葬儀の形式というものがあるのかもしれない。

 眼を閉じて手を合わせ祈るという所作をした時だけ、そこに亡き人の魂が現れる。そう思ってみることが、残された者の心を少しは救うのかもしれない。


 前回の記事で天武天皇の葬儀(殯宮儀礼)についてふれた。

 天武天皇の殯宮儀礼は2年以上に及ぶ壮大なものだったが、次の持統天皇以降は仏教の影響のもと火葬が取り入れられ簡素化に向かっていく。

 だから、近年の葬儀の簡素化の趨勢はじつは1300年以上から始まった、としたり顔で言いたいわけではない。ただ、葬儀の意味について改めて考えさせられたので、書き留めておくことにした次第である。

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The approach and cluster amaryllis of moss (Japanese scenery photograph wallpaper)

The approach and cluster amaryllis of moss
(Japanese scenery photograph wallpaper)

「タマシイの交流」としての弔い

 「死」は宗教の源泉であるが、「死者」の扱いは宗教によって様々である。

 西方のキリスト教文化やイスラム教文化では死者の処遇は神の管轄になるので、生者が与り知るところではない。神の裁きによって復活し永遠の命を得ることを祈るのみである。

 東アジアの宗教文化は、もともと「先祖崇拝」の伝統をもつ。死者(先祖霊)は本来的に神(天)に近い存在であり、生者(子孫)を救う側にある。それはときに尊崇の対象であり、ときに畏怖の対象である。ゆえに、死者(先祖)の弔いとは守護霊としての祖霊を畏れ敬うことであり、そのご加護を祈願することである。

 それに対し仏教では、死者は救われる側に位置づけられる。それは慈悲の対象であり、憐情の対象である。ゆえに、死者の弔いとは追善供養、追善回向によって輪廻転生の中で苦しみもがいている死者に自らの功徳を施すことである。

 このように死者の置かれた境遇は対極的ではあるが、いずれにしても死者のタマシイは現世とは別次元の霊的次元に存在する。そして弔いとは、その霊的次元との交流であり、死者のタマシイとのコミュニケーションである。ただし、このタマシイとのコミュニケーションには、ある特別の資格をもつ仲介者とそれによって執り行われる宗教的儀礼が必要である。

 ここで注目したいのは、この形式が現代的な感覚に合わなくなりつつあるのではないか、ということである。少なくとも、死者を弔うにしても、他者が介入しない、もっと直接的なタマシイの交流がありえてよいのではないのか。弔いのあり方はそれぞれの文化の文字通り「タマシイ」であるので、伝統は尊重しなければならないが、現代的な文脈に即した文化的オプションもあってよいはずである。

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自動搬送式納骨堂(出所:日経トレンディネット)

自動搬送式納骨堂
(出所:日経トレンディネット)

樹林墓地、ロッカー式納骨堂…進化した“終活”の最新事情

 エンディングビジネスが乱世に突入している。2012年の人口動態統計では、死亡者数が過去最多を記録し、日本の死亡者数は40年まで増えていく見通しだ。昨年の「流行語大賞」トップ10には「終活」がノミネートされ、イオンが各店舗で開催した終活セミナーには年間約2万人が参加するなど、人々の終活への関心も高まる一方だ。

 旅行大手のクラブツーリズムも、昨年に終活講座を開講し、都内の納骨堂見学ツアーも実施。今年9月からは、規模を拡大して開講する。さらに、インターネットプロバイダーのニフティは6月に“終活サイト”をオープンし、葬儀や墓、遺品整理などの業者と連携。資料請求や見積もり依頼などのサービスを提供するなど、終活には、業界の内外からも熱視線が注がれている。

 終活の根幹をなすのは、生前に葬儀や墓などの準備をしておくこと。葬儀は、異業種の参入が相次ぎ競争が激化する一方、「“供養産業”といわれる墓、葬儀、仏具のなかで最も成熟していなかったのが墓。だがここ数年、多様化が明確になってきたと感じる」と言う業界関係者もいる。変化を続ける墓の最新事情を探った。

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photo credit: batintherain via photopin cc

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人生の「終活」トラブルも 葬儀相談、9年で3倍

 「人生の最後を自分らしく」と葬儀や墓などを準備しておく「終活」が話題を呼ぶ中で、契約をめぐる相談も目立ってきた。一人暮らしの高齢者や老夫婦が「周りに迷惑を掛けたくない」と生前に契約してトラブルになる例もある。

 国民生活センターによると、全国の消費生活センターなどが平成24年度に受けた葬儀に関する相談は700件と過去10年間で最多となり、15年度の3倍超だった。「親の葬儀で予想以上の金額を請求された」など本人以外の死に関するケースが中心だが、中には「自分の葬儀を事前契約したが解約したい。返金されるのか」といった終活の相談もある。

 65歳以上からの葬儀解約をめぐる相談は15年度の10件から、24年度は72件に増えた。墓に関する相談は24年度が1664件で、15年度の1.4倍に。国民生活センターは「墓や葬儀の出費は高額。できれば事前に複数の業者に見積もりしてもらって」と助言する。

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小平霊園の樹林墓地(東京都東村山市)(出所:朝日新聞デジタル

小平霊園の樹林墓地(東京都東村山市)
(出所:朝日新聞デジタル

都市部で墓地不足 高齢化で多死社会・地方から改葬…

 都市部の公営墓地で、狭い場所でも大勢を埋葬できる「合葬墓」や「墓地ビル」が人気を集めている。土地不足で新たな造成が難しいことや、急激な高齢化で「多死社会」を迎えたことが背景にある。墓参しやすいよう遺族が遠隔地から移す「改葬」の動きも活発で、都市部の墓地需要はさらに高まりそうだ。

 「埋葬場所を探し続け、1年前にやっと見つかりました」。東京都八王子市の女性(43)は7月、両親が眠る都営小平霊園(東京都東村山市)の「樹林墓地」でそっと手を合わせた。
 18年前に父、まもなく母を亡くした。両親とも地方出身。実家との縁は薄れていたため、女性は都内で墓地を探した。だが、公営は空きが見つからず、数百万円が相場の民間霊園には手が出ない。その間、遺骨は自宅で保管してきた。昨夏、都が初めて募集した樹林墓地を知った。500人分に16倍超の応募が殺到するなかで運良く当選。費用は約30万円で済んだ。

 樹林墓地は約830平方メートルの敷地に計1万700人が埋葬できる。墓標のコブシなどが植えられた地下に、遺骨を布製の袋に入れて保管する合葬の空間がある。都は昨年の人気を受け、今夏は募集数を1600人分に増やした。
 都が樹林墓地を導入した背景には深刻な墓地不足がある。都によると、都内には青山(港区)や谷中(台東区)など7カ所の都営墓地があるが、ほぼいっぱい。都の担当者は「墓地をつくれるまとまった土地が少ないうえ、財政難も重なり、新設は難しい」と説明する。

 厚生労働省によると、全国の埋葬数は11年度が約130万件で、10年前より25%増えた。特に都市圏の伸びが著しく、首都圏1都3県では10年前より34%増えて30万件を超えた。
 全日本墓園協会によると、都市部では、高度経済成長期に地方から移り住んだ人が寿命を迎えつつある「多死社会」に突入し、墓地の需要が高まっている。
 民間の霊園開発は活発だが、土地不足のため数千個の骨つぼを安置する納骨堂や数百区画の小規模な霊園が目立ち、1区画の規模も縮小している。少子化で遺族の負担が増し、墓地にかける費用が下がっていることや、お墓観の変化も影響しているという。

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象が死んだ仲間を弔いお葬式をしていると話題

象が死んだ仲間を弔いお葬式をしていると話題

 こちらが死んだ仲間を弔う象です。これが象の世界でのお葬式なのかそれとも彼の意識をただ確認しているだけなのかは定かではありませんが、象が死んだ仲間に枝を被せ葬式のような行為を目撃したケースも多々あるようです。もちろんその行為自体には物議がつきものですが、後ほど紹介する動画では死んだ仲間の骨を名残惜しそうに見つめたり持ったり、非常に寂しそうな象の姿が映し出されております。死体を見つめるその眼差しが実に悲しい。

そして、象が人間と同じぐらい感情豊かな動物であることは知られておりますが、改めて仲間の死を見つめる象の姿を見てしまうと「葬式」と思いたくもなります。

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人生のエンディングをどうするか。「終活」に注目が集まっている。(出所:zakzak)

人生のエンディングをどうするか。「終活」に注目が集まっている。(出所:zakzak)

団塊世代の高齢化で「終活」がブームに 新たな問題も浮上

 生前から葬儀や埋葬、人生の閉じ方の準備を進める「終活」が“ブーム”だ。自分らしいエンディングへの意識が高まっている背景には、消費をリードしてきた団塊世代の高齢化がある。形式より気持ちを重視する流れのなかで最期のあり方も多様化し、新たな問題も浮上した。いつか迎える「その時」のために、どのような備えが必要なのか。

 ごく近い身内だけの「家族葬」、火葬場で荼毘(だび)に付すだけの「直葬」…。葬儀の簡素化が進んでいる。日本消費者協会が2010年に行った最新の調査によると、葬儀費用の総額は全国平均で199万8000円。前回、07年の231万円より約30万円下落した。

 隣近所の仕切り、葬儀会社の提案に任せていた葬儀のあり方に疑問を感じる人が増加。簡素化、低コスト化が進んだとみられる。

 葬儀の形骸化は緩和されつつあるものの、新たな問題も生じた。

 「直葬の場合、後になって親族や知人が『なぜ葬式をしなかったのか』とくちばしをはさみ、混乱するケースがある。遺族が『故人の強い希望です』と、毅然と対応できるよう、自分の意向はしっかり伝えておかなければならない」(大宮氏)

 以前は、残された家族に思いを伝える手段は遺言書しかなかった。現在は、法的な効力はないものの、より気軽に希望をつづっておける「エンディングノート」が登場し、専門のコーナーを設けた書店もある。11年に同名の映画が公開され、普及のきっかけになった。

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「事前指示書について」(出所:厚生労働省「平成24年度人生の最終段階における医療に関する意識調査速報」)

「事前指示書について」
(出所:厚生労働省「平成24年度人生の最終段階における医療に関する意識調査速報」)

尊厳死、自然死ブームの裏側にあるもの

 「胃ろうしてまで生きたくない」「無駄な延命措置はしてほしくない」。日常の会話の中でも、こうした言葉を聞くことが多くなった。

 やがて訪れる人生の終末期に、自分はどのような医療を受けたいか。6月27日、厚生労働省が発表した「人生の最終段階における医療に関する意識調査」によって、終末期に国民が望む医療の姿が明らかになった。

 同調査は、無作為に抽出した20歳以上の男女5000人に郵送で調査を依頼し、44%の2179人から回答を得たものだ。がん、心臓病、認知症、交通事故で回復の見込みがなくなった場合に、どこで過ごしたいか、どのような医療を希望するかなどを調査している。

 病気ごとに質問項目は若干異なるが、全体的に、肺炎になったときの抗生剤、水分補給の点滴は望むが、鼻や胃からの経管栄養、人工呼吸器の使用、心臓マッサージなどの蘇生処置は望まない人が多いようだ。とくに、胃ろうを望まない人は多く、7割以上は望まないという結果となっている。

 同調査では「事前指示書」についての質問もある。認知症などになって自分で物事の判断がつかなくなったときに備えて、元気なうちに終末期の治療方針を書き残しておくことに、69.7%の人が賛成と答えている。

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 パナソニックの株主総会(出所:ゆかしメディア)

パナソニックの株主総会
(出所:ゆかしメディア)

少子化白書 晩婚・晩産化進む

 パナソニックの株主総会が26日、大阪城ホール(大阪市中央区)で開かれた。昨年の総会で、約7700億円もの最終赤字に激怒する株主にV字回復を誓ったのに、「わずか4カ月後に再び7500億円もの赤字だと業績を下方修正した。株主総会を愚弄している!」と厳しい声が飛んだ。一方、今総会の招集通知で、昨年7月に亡くなった、創業家の松下正治氏保有株半分が、長男である松下正幸副会長に移ったことがわかる。創業家の影響力維持のために個人名で株を保有していると、3代で資産をなくすといわれる日本の相続税の現実も垣間見えた。(中略)

 創業者、松下幸之助は2000億円を超えるパナソニックグループ株を遺したといわれている。(3代目の)正幸氏の保有株は、時価に換算すると約94億円。ほかにも資産はあるだろうが、株だけの単純計算では、3代にして資産はなんと、20分の1になったようだ。

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手元供養品(出典:NPO法人手元供養協会)

手元供養品
(出典:NPO法人手元供養協会)

供養は近くで、手元で

 故人の埋葬に対する考え方が変わってきた。地方のお墓から交通の便がよい都心の納骨堂に遺骨を移したり、遺骨の一部をしゃれたデザインの容器に入れて手元に残したり。供養に対する意識の多様化や大都市部での墓地不足が影響しているようだ。

 ……(中略)……

 遺骨の一部を家の中に安置したり、ペンダントなどに入れたりする「手元供養」を利用する人も増えている。

 東京都町田市の中尾貞子さん(83)は、13年前に亡くなった夫の遺骨の一部を、茶器の「棗(なつめ)」に入れ仏壇に置いている。夫の希望で海に散骨したが、「全部流す気になれなかった」という。墓石の代わりに木を植える市内の樹木葬墓を申し込んだが、納骨はしていない。「自分が死んだら、夫の遺骨と一緒に納めてもらうつもりです」

 葬送事情に詳しい東洋大学ライフデザイン学部教授の井上治代さんが06年に手元供養品の購入者約300人に行った調査によると、手元供養をする理由として「仏壇や位牌(いはい)より身近」を挙げた人が59人と最も多かった。「墓が遠くにあるので身近で供養したかった」という回答も12人で上位になった。

 井上さんは「核家族化が進み、先祖代々の墓を引き継いでいくという考え方に息苦しさを感じる人が増えている。しかし、故人を身近に感じていたいという思いが弱まったわけではない。利便性を重視したり、手元供養を利用したりするのは、そんな理由からではないか」と話している。

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婚外子の相続、6割が「格差解消を」

婚外子の相続、6割が「格差解消を」

 遺産相続の際、結婚していない男女の間に生まれた子ども(婚外子)も法律に基づく夫婦の子ども(嫡出子)と平等に扱うべきか否か?
 電子版読者の59%がイエスと答え、格差を解消すべきだとの意見が多数でした。最高裁が相続格差を間もなく違憲と判断しそうだという事情もあるでしょうが、政府の世論調査では少数だった賛成派が過半数を占めました。
 「相続格差を解消すべきだ」という読者のコメントです。
 ○万人が法の下では平等であるべきだ(76歳、男性)
 ○出自の違いは子どものせいではない(44歳、女性)
 ○妻の気持ちはわかるが、子どもには関係ない(46歳、女性)
 ○「不倫助長」は時代錯誤だ(70歳、男性)
 ○国際標準に合わせるべきだ(64歳、男性)
など積極的に賛成という回答が中心でした。

 「現状のままでよい」という読者のコメントもみてみましょう。
 ○家族の概念はその国の文化だ(77歳、男性)
 ○結婚制度の崩壊につながる(50歳、男性)
 ○嫡出子は扶養の義務を負う(65歳、男性)
などでした。

 電子版へのコメントも含め、賛否双方の側から「遺言すればよい」という指摘は複数ありました。遺言すれば婚外子だけでなく、内縁の配偶者や愛人、血縁はないが世話になった人などに遺産を残すことができます。逆に嫡出子の取り分をなくすもしくは減らすこともできます。
 正確な統計はありませんが、日本では遺言を残す人は1割もいないとされています。遺産の分割比率を国任せにする必要はないわけで、エンディングノートがもっと一般化すれば、相続格差の問題はかなり解消されるはずです。

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四国71番弥谷寺の永代供養墓

四国71番弥谷寺の永代供養墓

永代使用料払い購入した墓 管理費払わねば5年で撤去される

 墓を買う時には「永代使用料」というのを支払う。「永代」っていうくらいだから、一度払えば、その後ズ~ッと永遠に使えると思う人もいるかと思うが、実は違う。
 これとは別に年間の「管理費」ってのを払う必要がある。この管理費、区画の広さや霊園の場所によって様々だが、年間数千円から高くても2万円程度。
 たいした金額でもないのだが、払うべき子孫がいなけりゃ当然払えなくなっちゃうワケで、そうなると霊園側も永代使用権を剥奪してその墓を撤去することになる。電気、ガス、水道が自治体によって2~6か月料金を払わないと止められるのと同じ理屈だ。
 ただ墓の管理費は1年払わなかったくらいで撤去されることはない。
 それじゃあ何年払わなければ撤去されるかというと、一般的には普通のお墓で5年。納骨堂タイプのお墓では13年だという。その撤去された墓が無縁墓となる。

 

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手元供養用のミニ骨壺。漆や陶器のほか、フォトフレームの中に遺灰を収めるものもある。

手元供養用のミニ骨壺。漆や陶器のほかフォトフレームの中に遺灰を収めるものもある。
(出典:MSN産経ニュース)

最後のかたち(下) 変わる意識 意思共有、支援もスタート

 新たな葬送のかたちとして、遺骨の一部を骨壺やアクセサリーに保管したり、遺骨そのものを装飾品などに加工して身に付ける「手元供養」の需要が高まっている。

 関東を中心に葬儀サービス全般を手掛ける「メモリアルアートの大野屋」(東京都新宿区)は平成17年から、ミニ骨壺など手元供養商品を取り扱っている。遺灰を収められるアクセサリーは特に人気で、昨年度は前年度の2・7倍の売り上げがあったという。

 開発に携わった同社経営企画部の上原ちひろさんは「先祖供養というより、祖父母や親など、具体的な人をしのぶという感覚。亡くなった人とつながっていたいと考える方が増えているのではないか」と話している。

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飯島愛さんの公式ブログ"ポルノ・ホスピタル"

飯島愛さんの公式ブログ”ポルノ・ホスピタル”

飯島愛さん孤独死から4年…今もブログが支持される理由

 《お誕生日おめでとう。憧れてた、あなたがいなくなったときと同じ年令に私もなりました。これからは、あなたを追い越していくんだな―…》《愛ちん 今日も楽しく踊っているのかな?いつまでも一緒に歳をとろうね!!ずっと忘れないよ》
 10月31日は、飯島愛さん(享年36)の誕生日だった。亡くなって4年、現在も閉鎖されていない彼女の公式ブログには、存命なら40歳のバースデーに多くのファンからお祝いの書き込みが寄せられた。
 飯島さんのことを忘れられないファン、特に同世代の女性たちがたくさんいる。亡くなった後、現在までに飯島さんのブログの最後の書き込みに寄せられたコメントは、いまや7万件に迫る。書き込んでいるのは飯島さんと同世代の女性が中心だが、なかには中学生もいるようだ。

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桑名さんの“ライブ葬”でトリを務めた葬儀委員長の内田裕也氏

桑名さんの“ライブ葬”でトリを務めた葬儀委員長の内田裕也氏(出所:産経ニュース)

桑名さん“ロック葬”内田裕也が飛び入り熱唱

 7月15日に脳幹出血で倒れ、意識が戻らないまま今月26日に心不全で亡くなった歌手、桑名正博さん(享年59)の通夜が29日、大阪市内の斎場で営まれた。音楽関係者ら約700人が弔問に訪れ、祭壇の横で生バンドが演奏する“ライブ葬”で弔った。葬儀委員長を務めるロック歌手、内田裕也(72)がトリで登場。「シェケナベイベー!」とシャウトし、マイクを握りしめて熱唱した。

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横浜市営霊園の樹木葬墓地

横浜市営霊園の樹木葬墓地

「家の墓」より「自分の墓」を選びたい

 墓地めぐりを重ねるうちに、立派な墓を建てても末永く継承できるとは限らない、という懸念が頭をかすめるようになった。息子は遠方で暮らし、娘は他家に嫁いだという家庭は、我が家も含めて少なくないだろう。その先の孫の世代になると、さらに不透明だ。墓守がいなくなった無縁墓が増えているという話もよく聞く。
 いっそ、家代々の墓というより、継承不要で、納得できる自分個人の墓を選んだ方がいいかもしれない。それなら、石とコンクリートに囲まれた狭くて高価な墓より、やわらかい土の中で眠りたいものだ。最近は墓石の代わりに木を植える樹木葬が注目されているらしい。

 特定非営利活動法人(NPO法人)エンディングセンターが運営する墓地は、見晴らしの良い郊外の丘陵地にある。定刻前だったが、既に定員いっぱいの約50人が詰めかけていた。60歳代の人が多い。「毎月見学会を開いているが、最近は申し込みが定員を上回るようになった」と担当者が話す。
 センター理事長の井上治代・東洋大教授は「我々の予想を超える支持と反響を得ている」と話す。3年前をはるかに上回る見学会の盛況ぶりを目にして、「時代の要請なのだろう」とあらためて実感した。

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「終活ビジネス」 市場拡大の兆し

「終活ビジネス」 市場拡大の兆し

「終活ビジネス」 市場拡大の兆し

 残りの人生をよりよく生きるために葬儀の進め方から墓、遺言や遺産相続にいたるまで、元気なうちに準備する「終活」という言葉を最近よく聞く。
 ニッセイ基礎研究所の主任研究員、土堤内昭雄氏は、「終活」ブームの背景には一人暮らしが増加し、自分の死後、周囲の人に迷惑をかけたくないという拡大する「お一人様」社会のニーズや、家族構成に関わらず自分が生きてきた証(あかし)を残したいといった面があると指摘する。
 また、最後までポジティブに生きるためにはどのようにするべきか、より良い生き方を意識したものでもあるという。一方で、「準備を始めてしまうと、死に引き寄せられる気がするので、積極的に取り組みたいとは思わない」(金融機関勤務の40代男性)との声もある。
 総務省が9月にまとめた推計人口によると、65歳以上の高齢者人口は3074万人で過去最多だった。高齢化とともにこうしたニーズはさらに増えそうだ。
 「終活」をネット検索すると、「終活アドバイザー」「終活セミナー」「終活ファッションショー」と聞き慣れない言葉が並ぶ。いわば「終活ビジネス」という一大市場が形成されている。その規模は1兆円後半-2兆円とみられている。

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"簡素な葬儀"は「死の本質」を見極める契機

“簡素な葬儀”は「死の本質」を見極める契機

なぜ30万円が120万円に? 葬儀費用のカラクリ

 お葬式を30万円で申し込んだのだが、最終的に何倍もの値段になってしまった……という話を聞いた。一般的な平均葬儀費用は、120万円と言われているが、もともと30万円のパックで申し込んだのに、最終的にこのような金額になってしまうことは多いという。30万円の葬儀パックが最終的に120万円になってしまうのはなぜなのか? どんな“カラクリ”があるのだろうか。

 「まず通常の葬儀のパックには必ず必要になる火葬料金や搬送料金・ドライアイスが入っていないことがほとんどです。また入っていても追加料金が発生するように設定されていますので注意が必要です。また葬儀社は『故人が悲しみますよ』などと祭壇やお花をより豪華なものに引き上げようと悪質な営業トークで大切な人を亡くして冷静な判断ができない遺族に迫ります。直接葬儀社からそう言われると断れないことがほとんどです」(株式会社ユニクエスト・オンライン)。

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