東京喰種トーキョーグール ―解体「真」報―(週刊ヤングジャンプ公式サイト)

東京喰種トーキョーグール ―解体「真」報―
(週刊ヤングジャンプ公式サイト)

 こんにちは。コトダマの里のAzuです。次第に秋の気配が感じられるようになってきましたが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

 さて、もともと電子書籍の動向のリサーチを担当していたはずなのですが…… いつの間にか電子書籍そのものにどっぷりハマり込んでしまい抜け出せなくなっている今日この頃です(T_T)

“厨”と“腐”が鍵を握るメディアミックス市場

 電子書籍市場のメインはコミックですが、なかでも各電子書店の女子向けのラインナップの充実が目を引きます。ただ前回も書きましたが、最近の漫画の人気ランキングを見ると表立って「女子向け」の看板を掲げていなくても、上位にランクインしているものは女子に“も”人気の高そうなものばかりです。

 そのなかで、最近(マイ)ブレイクしているのが『東京喰種トーキョーグール』。漫画自体は『週刊ヤングジャンプ』で2011年から連載が始まり、途中休載をはさんで現在も続いていますが、今年7月からテレビアニメが放送開始され人気に火が付いているようです。

TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』

TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』

 

 原作の漫画を読んでいたときはそうでもなかったのですが、アニメを見ると雰囲気があの『新世紀エヴァンゲリオン』に似ている! これは「厨二(中二)」(精神年齢中学生)(*)にウケそうと直感しました。ついでにわたしの女子センサーにもビビッときました。

  • 「厨二(中二)」については、以下を参照してください。

 ストーリーは、東京を舞台にして、外見は普通の人間と同じですが生きるために人を食べなければならない種族・喰種(グール)と、それを掃討するための機関である喰種対策局(CCG)の捜査官たちとの格闘を描いたものです。ちなみにこう書くと『進撃の巨人』に構図が似ていると思う人もいるでしょう。

 たしかに「人を食べる」というカニバリズ的要素は『進撃の巨人』と共通しています。(最近映画化で話題を呼んでいる『寄生獣』もそうですよね。) ということは、いまの「厨二」にはカニバリズムがウケるのか?

 カニバリズムというと猟奇趣味や異常性癖を思い浮かべて、メディアミックス業界が売り上げを追求するあまり過激な方向に突っ走っているような印象を受けるかもしれません。ただ、わたしの内なる厨二魂に自問してみると、カニバリズム的表現はあくまでメタファーで、それがいまの厨二の内面的世界をうまく表現しているからウケているのではないと思います。

 ということで今回は、『東京喰種』を題材にしていまどきの厨二の魂がこの世のどこらへんをさまよっているのか憶測してみようと思います(強引)

 なお『東京喰種』のストーリーの詳細はこちらをどうぞ。

 

ポイント1:逃げちゃ駄目だ

エヴァンゲリオンの碇シンジの名台詞(Yahoo!知恵袋)

質問:
エヴァンゲリオンの碇シンジの名台詞
『逃げちゃダメだ』は正式には何回言っているのですか?教えてください、お願いします。

ベストアンサー:
■TVシリーズ
・第壱話「使徒、襲来」 5回
・第参話「鳴らない、電話」 3回
・第拾弐話「奇跡の価値は」 4回
■映画
・「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH(TURE)」 3回
・「エヴァンゲリヲン新劇場版:序」 5回&3回
一番多く言った回数は5回なんでこれが正式な回数になるんじゃないすかね
 
因みに漫画版だと一回も「逃げちゃダメだ」とは言ってないです。
この「逃げちゃダメだ」の台詞は当時の庵野監督の強迫観念から生み出された台詞とも言われてますが一方の漫画版を執筆してる貞本さんは「本当に嫌だったら逃げればいい」と庵野監督とは真逆な考えを持っていて、それが反映されて漫画版には「逃げちゃダメだ」の台詞が登場しないと思われます。

新世紀エヴァンゲリオン
 

 「逃げちゃダメだ」――

 『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公・碇シンジ君の名セリフです。

 このセリフは厨二魂の核心を突くもっとも簡潔な言葉ではないでしょうか。

 「逃げないで立ち向かう」ことは男の子に限らず、女子でも大人でも生きていくうえで重要な心構えです。ただ厨二魂の核心は、この言葉の裏に隠されたナイーブな心にあります。

 それは、「逃げたらひとりぼっちになってしまう」ということ。

 いまここで逃げたらまたひとりぼっちになってしまう。ひとりぼっちになるのはもうイヤだ。ボクの居場所はここにしかないんだ。だったら闘うしかない!

 シンジ君の魂(ゼーレ)の叫びです。

 厨二の居場所は、現実には家庭だったり学校だったり友だちグループだったりします。現実の場所はどこであれ、自分を受け入れてくれる人たちのいるところが厨二の居場所です。大人たちから見るとそこは狭く小さな居場所ですが、厨二から見るとそこが世界のすべてです。

 新宿三丁目でのバトルが人類の行方を決めたりするのもそのためです。厨二のバトルは見かけ家族や仲間のためでも、背後に人類を背負っています。この世界観を表現するためには、「人類」とか「人間」とか妙に観念的な言葉が飛び交う形而上学ファンタジーにならざるをえません。

 『東京喰種』の主人公・カネキ君の場合は、人類の運命だけでなく喰種の運命も背負っていて重荷が倍増しています。喰種と人間を和解させ、互いに理解し合えるようにするにはボクしかいない――そんな神様でも無理そうな命題を預けられて、とりあえず仲間のために命がけで闘います。

 そんなに苦しまなくてもいい、辛かったら逃げてもいいんだよ―― 思わず抱きしめたくなる、女子本能をくすぐられます。

東京喰種トーキョーグール

 

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