新宿ミラノ座

 
 先日、母親の誕生日にお休みを頂いて一緒に『アナと雪の女王』を見てきました♪

 「コトダマ新聞」の読者の皆様はご存じと思いますが、わたしはかねてより「死ぬ前に一度は見るべき!」と強くおすすめしてきました。

 もちろん、わたしの母にも涙ながらに切々と訴えてきたのですが、すでに古希を過ぎた母はディズニーにもアニメにも関心はなく、あの宮崎駿監督のジブリアニメもテレビでトトロしか見たことがないくらいです。

 ただ若い頃はよく映画を見に映画館に出かけたそうです。そうしたらこのあいだ、新宿・歌舞伎町の新宿ミラノ(ミラノ座)が閉館される、とニュースで報じられました。

60年の歴史に幕

新宿ミラノ&丸の内ルーブルが閉館へ

 東急レクリエーションの運営する映画館「新宿ミラノ」「シネマスクエアとうきゅう」「丸の内ルーブル」が閉館されることが明らかになった。13日、同社が発表した。「新宿ミラノ」「シネマスクエアとうきゅう」は今年12月31日まで、「丸の内ルーブル」は同8月3日までの営業を予定している。

 「新宿ミラノ」は、1956年に新宿・歌舞伎町に開館した複合ビル「新宿TOKYU MILANO(旧・新宿東急文化会館)」内に「ミラノ座(現・新宿ミラノ1)」「新宿東急(現・新宿ミラノ2)」としてオープン。1981年12月には同ビル内に「シネマスクエアとうきゅう」が、1971年には新宿ミラノ新館内に「名画座ミラノ(現・新宿ミラノ3)」がオープンした。閉館の理由としては、近隣にシネマコンプレックスの出店が相次ぎ、業績が悪化したこと、そしてビル全体の老朽化が挙げられている。同ビルに入っている「新宿ミラノボウル」「ファミリーマート西武新宿駅前店」も閉店する。

 
 ミラノ座には、わたしが小さい頃両親に連れられて映画を見に行ったことがあります。

 昔はミラノ座が一角を占めるコマ劇場前広場の周りにはいくつもの劇場や映画館が立ち並んでいて、歌舞伎町を象徴するような場所でした。コマ劇場前広場の中心には、早慶戦のときに早稲田の学生が飛び込むことで有名な噴水があったことを覚えています。

 そのコマ劇場は今はなくなり、周辺の多くの映画館も閉館して取り壊されました。現在跡地の再開発が進む中、ミラノ座だけがその昔の面影を残したまま営業を続けていました。

 ただ2015年にはコマ劇場の跡地にシネコンやホテル、飲食店などがはいった都内最大級の商業施設「TOHOシネマズ新宿」がオープンします。それに併せてとうとうミラノ座も60年近い歴史に幕を下ろすことが決まったようです。

 このニュースに、わたしの母も何か感じるものがあったのでしょう。自分からミラノ座に『アナと雪の女王』を観に行きたいと言い出しました。
 

新宿ミラノ座は工事現場の中で肩身が狭そうに営業中

 ということで、当日久しぶりに新宿の歌舞伎町に行きましたが、着いてビックリ! コマ劇場前広場がない!

 再開発が進んでいるとは聞いていましたが、広場一帯が工事現場になっていて工事用の白い塀が張り巡らされています。真ん中にあった噴水のところも壁で覆われています。また近くには2015年にオープン予定の「TOHOシネマズ新宿」がドドンとそびえ立っていました。

2015年オープン予定の「TOHOシネマズ」

2015年オープン予定の「TOHOシネマズ」

 ミラノ座は、工事現場の中で肩身が狭そうに営業していました。華やかで賑やかだった昔の思い出とのギャップに母はガッカリしたようでした(´・ω・`)

 ただそれでもやっぱりミラノ座周囲の雰囲気は相変わらず昭和です(苦笑) 前を行き交う人も昭和っぽいオジサンや学生が多いような気がしました(あくまで個人の主観です)。

 そして、前面の壁には「当ビル休まず営業中」と大きく張り紙が出ていました。健気にガンバっているなあ、と思わずシンパシーを感じてしまい、ちょっと涙腺が緩んでしまいました。

新宿ミラノ座前

新宿ミラノ座前

場内はほとんどシニアの方々!

 さて中に入ると、チケット売り場も昔ながらの懐かしい感じ。チケットの自動販売機なんて、ないない。アナログなままです。

 『アナと雪の女王』は吹替版がミラノ1で上映されています。さっそく母と二人で中に入ると、やっぱデカ~~イ

 さすが座席数が1,064席もある大劇場です。緞帳も重厚感たっぷりです。でも、昔の映画館ってこんな感じだったんですよね。子どもの頃の映画の原体験が脳裏にフラッシュバックして、なんだかドキドキ緊張してしまいました。

ミラノ座のスクリーン

ミラノ座のスクリーン

 今回は全席自由席なので、母と二人で真ん中あたりの色の違うシートをゲットしました。ここはふだんは予約席になるのでしょうか。ラブラブな二人掛けシートもあります

 シートに腰掛けて周りを見回すとけっこう空いているように見えたのですが、ここは座席数が多いので他のシネコンだったら全部埋まるぐらいはいたかもしれません。

 ただちょっとびっくりしたのは、観客の8割ぐらいはシニアの方のようでした。4月に新宿のシネコンで観たときはシニアの方はあまり見かけなかったので、アナ雪ブームがシニア層にも浸透したということでしょうか。あるいはそもそも老舗のミラノ座なのでもともとシニアが多いのか、あるいは松たか子ファンがシニアに多いからなのか。

 シニアの方々で多いのはお友だち同士で来ている女性グループですが、男性の方も意外といました。また女性一人で来ている人もけっこういます。90歳を越えているのでは? というシニアカーをひいている女性の方もいました。ともあれ、賑やかなファミリーやカップルが多いシネコンと違って、ずいぶん落ち着いた雰囲気で、それはとても良かったです。
 

巨大スクリーンで観る『アナ雪』はイイ!

 さて、いよいよ映画が始まり、周りが暗くなって緞帳が上がりました。スクリーンいっぱいに映画の予告が流れましたが、やっぱりスゴイ迫力です。しかもアクション映画だったので、母はのけぞってしまいました(^^;)

 本編がスタートすると、おや? 映画の縦横比とスクリーンが合わないのでしょうか。予告映画よりもスクリーン表示がひとまわり小さくなって上映。ちょっと残念。

 でも、始まってみると、やっぱり巨大スクリーンはイイです! すぐにひとまわり小さくなったのを忘れちゃいました。やっぱ劇場映画はこうでなきゃ。

 あー、やっぱいいわー。松たか子さんと神田沙也加ちゃんのコンビ。じつはわたくし個人的にはオリジナルのイディナ・メンゼルさんよりは松たか子さんの声の方がエルサに似合っているように思えるので好みです。

 声がハッキリしているだけでなく、やっぱりそこはかとなくカワイイですよね。エルサは落ち着いているキャラだけど、アニメなのでやっぱ萌えがないと(^^;) 二人のコンビはとても萌えます。

 さてわたしは例によって涙は流すわ鼻水は流すわ、顔面ビショビショになりながら観ていたのですが、ちらっと横の母を見ると淡々と観ているよう…… ムム、やっぱディズニーアニメはイマイチなのか?
 

年輩の方ほど感動ポイントは多い

 映画が終わった後早速感想を聞いたら、「映像がとてもキレイ!」、「CG技術がスゴイ!」と技術面で感動したようでした。そうですか…… やはり人によって観るポイントは違うようですね。

 ただ、映画のクライマックスでアナの氷が解け、さらにアレンデール全体の氷が解けていくときにエルサとアナたちが舞い上がる雪の中で船と一緒に上がっていくシーンにとりわけ感動したようです。

Frozen - Great Thaw((C)Disney)

Frozen – Great Thaw((C)Disney)

 なんでも、北海道旭川にある「雪の美術館」を思い出したそうです。へー? そんなとこあったんだ? 知らなかった…… いろいろ聞こうかと思いましたが、昔の思い出に浸っているようでしたので遠慮しました。

 考えてみれば、年輩の方は思い出シーンがたくさんあって、映画で感動できるポイントも人それぞれいろいろありそうです。なので、年輩の方ほど映画で感動できて満喫できそうですよね。

 これまで長い間大勢の人に感動を与え続けてきたミラノ座が無くなるのは寂しい限りで、母もとても寂びそうでしたが、その感動は魂に刻み込まれていつまでも残ると思います。

 ということで、やっぱり結論はシニアの方にこそ『アナと雪の女王』はおすすめ! でした(^^)

北海道旭川 雪の美術館

北海道旭川 雪の美術館

 

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