シニア世代に広がるタブレット(出典:TV TOKYO『NEWSアンサー』)

シニア世代に広がるタブレット
(出典:TV TOKYO『NEWSアンサー』)

新iPad発売 タブレットで新生活!“シニア流”活用術

 こちら、素敵な水彩画ですよね。実はこの絵、絵の具…ではなく、こうしたタブレット端末を使って描かれたものなんです。そしてこれがきょう発売された、「iPadAir」です。タブレットは画面が大きく操作もしやすいことから高齢者にも人気なんです。このタブレットで『第2の人生』をエンジョイしようという動きも広がっています。

今や「タブレットで十分」の時代

 こんにちは。コトダマの里の”ポール・セザンヌ”Takeです(フランスの有名な印象派の画家です。念のため。)

 さて先日は「電子書籍を読むのに適したタブレット端末は何か(2013年秋期)」と題して、この秋にいっせいに発売されたタブレット端末の新型モデルを比較してみました。

 ところで、タブレットはもちろん電子書籍を読むためだけの端末ではありません。

 デジタル端末は現在、スマホ、タブレット、パソコンの3種類でほぼカバーされていますが、登場時期としてはパソコンが大先輩で、次いで1990年代にスマホが登場し、タブレットが本格的に登場してきたのはアップルのiPadが発表された2010年以降のごく最近です。

 iPadが発売された当初は、アップルならではの斬新なコンセプトに多くの人は感嘆しましたが、その一方で「何に使うのかわからない」「スマホとパソコンで十分」という声も多くありました。

 サイズ的にちょうどノートパソコンとスマホの中間ぐらいで、「大きなスマホ」のようでもあり「小さいパソコン」のようでもあるのですが、「大きなスマホ」として捉えると「大きすぎて携帯できない」ということになり、「小さいパソコン」として捉えると「キーボードがなくて使えない」ということになり、当初は「タブレット」ならではの使い道をユーザーも見出しあぐねていたと思います。

 このように当初はスマホとパソコンの間のわずかなスキマを狙ったニッチ商品のようにも見えたのですが、アップルの故スティーブ・ジョブズCEOの慧眼はそのスキマがじつは想像以上に広大であることをしっかり予見していたのだと思います。

 実際その後わずか数年で世界中に爆発的に普及し、今や市場規模はノートパソコンを上回る勢いです。すなわち、「スマホとパソコンで十分」から「タブレットで十分」というユーザーも世界中で増え始めているのです。

 現在のタブレット端末は(オプション機能として)携帯電話回線にもつなげますし、キーボードとマウスを合体させてノートPCに変身させることもできます。したがって、スマホやノートPCができることはたいがいできます。

 それどころか! まな板代わりにも使えます。

強化ガラスで包丁も使える! シャープが「まな板タブレット」を発表(出典:ギズモード・ジャパン)

強化ガラスで包丁も使える! シャープが「まな板タブレット」を発表(出典:ギズモード・ジャパン)

 これぞタブレットならではの使い道! 将来的には加熱機能も追加されてホットプレート代わりになることが期待されます。

“ビジュアル系”が「タブレットならでは」の使い方

 さて、もう少し普通の「タブレットならでは」の使い方としては、電子書籍、とくに電子コミック(マンガ)の閲覧があげられます。

 以前に書きましたように、電子書籍の閲覧には電子書籍リーダー(電子書籍専用端末)またはタブレットがスマホよりサイズが大きくて快適です。ただここで注意する必要があるのは、電子書籍リーダーとタブレットは見た目が似ているので誤解されがちですが画面表示技術が全然違うということです。

 前者は電子ペーパーという電子インク(E-Ink)を活用した表示技術で紙の本と同様に反射光で画面を見るのに対し、後者はバックライトで液晶画面を見るようになっています。したがって電子書籍リーダーの方がタブレットに比べて目に優しいのですが、反面モノクロで「画像」(写真、絵、イラストなど)表示はイマイチもたつきがちなので、同じ電子書籍でも電子コミックはタブレットの方が快適に読めるのでおすすめです。

 さらに、とくにシニアの方々におすすめなのが「写真」「絵」に関わる使い道です。

 今回紹介したテレビ東京のニュースでは、大熊勇雄さん(67)がその見本を示してくれていました。
 大熊さんがやっているのは、iPadで風景写真を撮影し、それをベースにしてタッチペンを使って風景画を作成する、というものでした。

お気に入りの風景をiPadで撮影

お気に入りの風景をiPadで撮影

写真を見ながらタッチペンで絵を描く

写真を見ながらタッチペンで絵を描く

まるで紙のキャンバスに描いたよう

まるで紙のキャンバスに描いたよう

 写真撮影やスケッチを趣味にしているシニアの方は多いと思いますが、それがタブレットの操作だけでスムーズにつながるのです。わたしもこれを見てぜひやってみたい、と思いました。(ただわたしの絵はセザンヌほどではないです。)

 ちなみに、大熊さんが使っているペイント・ソフトはArtRageという水彩画や油絵などアナログタッチな絵を描くのに優れたソフトです。実際どんなかんじで使うかは以下の動画をご参照下さい。(※音声は日本語ではありません)

iPad Painting

 ただいかんせんこのArtRageはプロも愛用する初心者にはやや敷居が高いソフトです。初心者はまず萌絵の書き方から勉強しましょう。

萌絵の書き方(出典:CoRichおもしろ画像!)

萌絵の書き方
(出典:CoRichおもしろ画像!)

 また、タブレットはこのように「手書き」と親和性があります。例えば、毛筆タッチのペンを使って手書きの年賀状を作成することもできます。ちなみに、絵や文字を書くことが重要な目的であれば、画面サイズが大きめの9~10インチタイプのタブレットがお勧めです。

LINEBrushで年賀を書いて賀状メールをだそう!

 さらに最近は写真、スケッチ、手書き年賀状、絵本、カラオケ、楽曲演奏などシニアが好きそうな趣味・余暇活動を、ほどよい画面サイズとタッチパネルを活かしてタブレット上で簡単に行えるアプリがいろいろそろってきているので、自分の趣味の世界を広げるものがきっと見つかるはずです。(それについては『コトダマ新聞』の「電子書籍リーダー/タブレットの使い方」に関する記事をご参考にしていただければ幸いです。)

 ただ当たり前ですが、そのための前提としてタブレットの操作に慣れる必要があります。パソコンに比べると格段に敷居は低くなっているのですが、それでもまだ初心者や高齢者が自分一人ですぐに使いこなせるほどではないと思います。携帯やスマホ並に「一人一台」になるまで普及するためにはその点が今後の課題になると思います。

 コトダマの里は“タブレットでエンジョイするシニア・ライフ”を応援しておりますので、今後も皆様のお役に立つ情報をどんどん提供していきたいと考えております。

 

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Take

コトダマの里のIT事業部長兼SE兼お茶係です。主に電子書籍やタブレットなど最新のICT(情報通信技術)の動向について斜め30度ぐらいから考察します。

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