アザラシ型ロボットの「パロ」くん(出所:アピタル)

アザラシ型ロボットの「パロ」くん(出所:アピタル)

いやし系ロボットが高齢者住宅問題を救う

 写真は、2010年から大和ハウス工業が販売しているアザラシ型ロボットの「パロ」くん。癒し系のロボットで、おしゃぶりに見えるのが充電器だ。この時はコンセントに繋がって休んでいた。でも、ミルクを飲んでいるように動くんですね。撫でたり呼びかけたりすることで、反応して鳴いたり、まばたきをしたり。愛くるしい動きで、高齢者を癒やすペット型ロボットである。このあどけない表情からは想像できないが、ギネスブックで認定された「世界で最もセラピー効果のあるロボット」だそうです。

 さて、本題に戻って高齢者とICT化である。
 パロくんが発する音声とのやりとりで、例えば「薬を飲んだか」とか「今日の気分はどうか」など、特に独居の老人の生活状況を記録し、その状況を家族や介護、看護師と共有することで、介護現場の効率や質向上が見込まれるのではないだろうか、と思った次第だ。

 機器にデータを入力していくのではなく、気がついたら情報が記録されていた、コミュニケーションの窓口になっていた、というのがインターフェースの一つの理想だと言える。パロくんなら例えば、「ご家族から電話ですクー」などと話ながら、孫からの電話の声が、パロくんの口から聞こえてくるといったこともできるかもしれない。

 少し違和感があるかな? もう少し研究が必要ですね。

アザラシ型ロボットで「ロボットセラピー」

 コトダマの里のAzuです。10月に入ってぐっと寒くなりいよいよ秋の気配が色濃くなってきました。ついこのあいだまで暑くて大変だったような気がするのですが、気温が大きく変化すると体調を崩しやすくなります。皆様も体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

 さて、以前に高齢者のペット飼育に関する話題を取り上げました。これからペットを飼育する高齢者はますます増えると予想されるのですが、それと同時に飼い主が死んだ後に飼っていたペットをどうするかということも大きな社会問題になっていくと予想されます。

 そこで! ペットならぬ「ペット型ロボット」です。

 上の記事を書いているのはがんや難病の患者のコミュニティ・サイトであるライフパレットを運営している杉山博幸さん。杉山さんが東京ビックサイトで講師として講演したさいに高齢者施設・住宅の見本市で見かけたのが、記事で紹介されているアザラシ型ロボットの「パロ」くん。

 まんま、ぬいぐるみ(笑)。どうみてもおしゃぶりをくわえたアザラシの赤ちゃんですが、ミルクじゃなくて電気を吸っているんですね。

 「世界で最もセラピー効果のあるロボット」としてギネスブックで認定されたそうですが、たしかにパロくんがお腹をすかせてキューキューいいながら電気を吸っているところを見ると思わず抱きかかえて母乳をあげたくなりそうです

 パロくんは日本の産業技術総合研究所が開発したロボットで、多数のセンサーと人工知能システム(AI)で人間の呼びかけに応えたり、様々な表情や動作で感情を表現したりできるそうです。そうした細やかな反応と愛くるしいルックス、もふもふした触り心地(笑)などで、抱きかかえる人間に心の安らぎと癒やしを与えるセラピー効果が期待されています。

 さらに認知症の高齢者に対しては、認知症の進行を遅らせたり脳機能を回復させたりする医療効果も期待されているそうです。この点について、パロの“産みの親”である産業技術総合研究所の柴田崇徳氏は「パロとの触れあいを通して、昔飼っていたペットのことを思い出し、そこから連想記憶を呼び起こすことが脳に良いのだと思う」と述べています。そしてこれは認知症のケア方法の一つである「回想法」に近いそうです。

ロボットを“依り代”にして「転生」?

 パロくんは人工知能で制御されているので、人工知能技術が発達するとさらにいろいろなことができるようになりそうです。

 杉山さんは「パロくんが発する音声とのやりとりで、例えば「薬を飲んだか」とか「今日の気分はどうか」など、特に独居の老人の生活状況を記録し、その状況を家族や介護、看護師と共有することで、介護現場の効率や質向上が見込まれるのではないだろうか」と介護のサポート機能の発展に期待しているようですが、わたしは高齢者のケアだけでなく子どものケアでも活躍できるのではないかと思います。

 例えば、お祖父ちゃん・お祖母ちゃんと一緒にいるときは「今日は気分が良さそうですね」「今日は具合が悪そうですね。お医者さんに連絡しましょうか?」などお祖父ちゃん・お祖母ちゃんの様子を見守る役割を果たしますが、お祖父ちゃん・お祖母ちゃんが亡くなった後は遺族であるお子さん・お孫さんに引き継がれて、今度はお子さん・お孫さんの生活を見守るようにします。

 それで、お子さん・お孫さんが元気なさそうなときは、あらかじめお祖父ちゃん・お祖母ちゃんが考えていたメッセージで慰めたり励ましたりします。「ほらほら、元気出して!」「くよくよしちゃだめよ」とか。

 ただ、声を録音しておくのはやりすぎかな? 愛くるしい赤ちゃんのようなパロくんからお祖父ちゃん・お祖母ちゃんの声、というのはちょっとどうかと(苦笑)

 それはともかく、パロくんを“依り代”にして転生(リインカーネーション)、というか「魂(タマシイ)を伝え残す」ようなことことも実現できるのではないでしょうか。

 ということで、コトダマの里としては、パロくんの今後の進化と活躍に大いに期待したいと思います。

 

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