”桜の木&LOVE”のお墓(出所:朝日新聞デジタル)

”桜の木&LOVE”のお墓
(出所:朝日新聞デジタル)

LOVEの文字・ピアノ型… 個性的な墓、増えてます

 秋のお彼岸。最近、墓地の様子が変わってきた。黒や灰色の石に「○○家」と彫るのが当たり前だったお墓に、個性的なデザインが増えている。思い出の桜の木を刻んだり、ピアノの形にしたり。「故人らしいお墓にしたい」。そんな家族らの思いが込められている。

 「お父さん、来たよ」。静岡県富士宮市の霊園。山脇作栄(さくえ)さん(71)は、昨年9月に亡くなった夫繁男さん(享年78)の墓に話しかけた。傍らでは、長男の康知(こうじ)さん(44)と妻の恵理子さん(44)が笑顔で語り合い、手を合わせた。

 繁男さんの墓は、周囲に立ち並ぶ墓と少し異なる。墓石にはピンク色が鮮やかな桜の木の絵と、LOVEの文字。足元の敷石には、クローバーをあしらった。

 「義父らしくしたい」と恵理子さんが考えた。作栄さんや康知さんから、昔よく通ったと聞いた東京・上野公園の桜。クローバーは同居していた自宅の庭に、あふれんばかりに生えている。

 石材店と打ち合わせを重ね、約2カ月かけて完成させた。「みんなが集まり、義父の思い出話に花が咲く場所にしたかった」と恵理子さん。昨年12月の納骨後、毎月1度は家族で訪れているという。

 こんにちわ。コトダマの里の”アルミン・アルレルト”Takeです。

 さて本誌『コトダマ新聞』ではRyuさんが「死の個人化」「葬儀の簡素化」というテーマで現在急速に多様化してきている「死の現場」について論じています。

 私見によれば、これは良い意味で「自己チュー」な人が増えてきたということではないかと思います。世間や周囲がどう思おうが関係ない、自分のステキな世界に浸りたい、ということですね。わたしの近所に住んでおられるゴスロリファッションの熟女の方(推定50代)のヘブンな笑顔を見るたびにそう思います。

 いわゆるキラキラネームもそういう傾向の表れではないかと思います。美波瑠璃(びばるり)緑輝(さふぁいあ)火星(まあず)泡姫(ありえる)星影夢(ぽえむ)礼(ぺこ)本気(まじ)、etc… 世間ではあれこれ非難されたりしていますが、ボクはいいんじゃないかな、と思います。いいんじゃないかな、本人が幸せならば。

 ただここで微妙なのは、「本人」と言っても、親は幸せでしょうが、子はどうか、ということです。
 子どもの頃はディズニーランドのキレイな人魚の名前を付けてくれた両親にとても感謝していた泡姫(ありえる)ちゃんですが、お年頃のOLになって職場のオヤジ上司に飲み会で「どや!」とか下品な冗談とともにその別の意味を教えられてショックを受ける、というあまりにもありそうなストーリーが思い浮かびます。

 墓に関しても、これからは「キラキラ墓」が流行るかもしれません。「キラキラ墓」というのは「後光がまぶしい」墓ということではなくて、まあ簡単にいえばユニークな墓ということですね。朝日新聞デジタルの記事では、家型、船型、ピアノ型、マージャンパイ型などの”個性的なお墓”がいろいろ紹介されています。

 誤解されないように改めて強調しますが、わたしは「キラキラ」でいいと思いますよ、「キラキラ」で。いいんじゃないかな、本人が幸せならば。

 しかしここでも「本人」とは誰か、という問題が生じます。墓を建てるのはあくまで遺族なので、基本的には遺族ということになるかと思いますが、問題は「キラキラ墓」で遺族はいいが、故人はどうか、ということです。
 ただキラキラネームの子どもの立場とは違って故人は一般に大人ですので自分の墓についての希望を遺言することができます。そうすると故人の希望で「キラキラ墓」にすることもありえます。この場合の問題は故人はいいが、遺族はどうか、ということになります。「こんなキラキラなお墓には墓参りしたくない!」ということももしかして起こりうるかもしれません。

 本人が幸せならばそれでいい、とは思うのですが、本人以外にもせめて家族の幸せぐらいとは両立するように配慮できればそれにこしたことはない… とは思うのですが、えてしてそれではキラキラしないのが難しいところです。

 

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コトダマの里のIT事業部長兼SE兼お茶係です。主に電子書籍やタブレットなど最新のICT(情報通信技術)の動向について斜め30度ぐらいから考察します。

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