「終活」認知度(SBIアラプロモ株式会社「シニア意識調査」)(出所:MSN産経ニュース)

「終活」認知度(SBIアラプロモ株式会社「シニア意識調査」)
(出所:MSN産経ニュース)

60歳以上の約76%が「終活」を認知

 SBIアラプロモ株式会社は、60代以上の方を対象に、シニアの意識調査に関するアンケート調査を実施しました。
 今回の調査では、60代以上の75.6%の方々が、「終活」に対して、必要もしくは不必要と回答しており、「終活」という言葉の認知度が高まっていることが判明しました。
 性別別に見てみると、「終活」を「必要」と考えているのは、男性が44.7%、女性が60.4%という結果が出ました。
 終活を必要と答えた289名に、「終活は何歳から始めるべきか」という質問をしたところ、「70代~」という答えが一番多い結果になりました。

 「終活」も「エンディングノート」もだいぶ一般の人に浸透したようだ。

 ところで、都市化や核家族化が進んだ現代では、高齢者世帯のうち過半数は夫婦のみか単身世帯である。

 また、女性の方が男性に比べて平均寿命が長いので、単身世帯の高齢者の多くは女性だろう。

 高齢者の同居夫婦の場合、財産や相続、あるいは終末医療、葬儀、墓についての希望など終活に関わる事柄は常日頃から折に触れ互いに話をしておく機会は十分にあるだろう。
 そして平均的には夫は妻より早死にする確率が高いので、自分に万が一のことがあった場合は妻にまかせておけばよい、と考えているる人は少なくないかもしれない。
 それに対して妻の方は、とくに夫に先立たれて自分一人が家に残された場合、子どもや孫のことを考えて終活を強く意識する可能性が高い。
 そう考えると、終活に関して男性に比べて女性の方が意識が高いのは納得できる。

 とはいえ、こうしたことはあくまで確率論的な話で、不測の事態はいつ何時誰の身に起きるか分からない。
 そもそもエンディングノートが大きな関心を集めるようになった一つのきっかけは2011年の東日本大震災であり、それ以降必ずしも高齢者に限らず万が一の時のために備えておこうという意識が高まった。
 万が一のときのために備えるというのはある意味で「生命保険」のようなものなので、若く元気なうちから備えていた方がよい(少なくともその意識は持っていた方がよい)と思う。

 いずれにしても、終活やエンディングノートは必ずしも特別なものではなく、もっと「誰にとっても身近な」ものになってもらいたいものである。

 

スポンサーリンク

 

LINEで送る
Pocket

The following two tabs change content below.
『コトダマ新聞』の主筆(代表)です。時流に流されずに死生観をめぐる文化論にまで掘り下げて考察したいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)