コトダマとは

コトダマとは

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コトダマとはココロの思いを伝える言葉です

 「コトダマ」とは、人生経験によって培われた「タマシイ」(ココロの思い)を伝える言葉のことです。
 コトダマの里では、あなたのコトダマを、ご自身のために、ご家族のために、そして次の世代の多くの人のために作り、伝え、残します。

エンディング・ノートや自分史を作る人が増えています

 いま、いわゆる「エンディング・ノート」を書こうとする人が増えています。

 東日本大震災以降、たんに高齢者の方々だけでなく若い世代の方々も、万が一のときに備えて書いておこうと思う人が多いようです。そのさい、遺産や相続に関することだけでなく、家族や知人への感謝の気持ちや、伝え残しておきたい思いなどを書いておくことが一般的なようです。

 また、いわゆる「自分史」という形でそれをまとめておこうとする人も増えています。
 その場合は、就職、転職、退職、新居、結婚、出産、病気など、人生のさまざまな節目や転機をきっかけとして、それまでの人生を振り返り、次の人生へと新たに踏み出すために、あるいは自分の生き証しを残しておくために、自分のライフ・ストーリーをまとめてみようとする人が多いようです。

 しかし惜しむらくは、こうした「エンディング・ノート」や「自分史」の多くは、自分や家族、あるいは友人や知人などごく身内の人にしか知られることはありません。
 したがって、そこに書かれたさまざまな経験、そしてそこから得られた知恵や教訓、あるいはココロの思いは、社会の多くの人に知られることなく、消え去ってしまっているのが現状です。

コトダマはご家族に残す言葉の財産です

 ご家族の方々に伝え残しておくべきこととして思い浮かべるのは、ふつうは遺産や相続に関することことだと思われます。

 たしかに、遺産や相続はご家族の生活を守る上で重要なことです。しかしながら、お金は使えば消えて無くなります。よほどのお金持ちでもないかぎり、ご家族の方々の人生をいつまでもずっと支え続けてくれるわけではありません。

 逆にいえば、ご家族の方々の人生をずっと支え続けるものがあれば、それこそがほんとうの意味での「遺産」であり、「相続」であると言えないでしょうか。

コトダマはご家族の人生と心の支えとなります

 まさにそれが「タマシイの言葉」としてのコトダマであると考えます。

 あなたの人生経験とそこから得られた知恵や教訓、そしてそこで培われた強いココロやご家族を思う気持ちは、あなたの「タマシイ」そのものです。そしてあなたのタマシイの言葉、すなわちコトダマは、もしもご家族の方々が人生の苦境に陥ったときに励ましや慰めの言葉となるでしょう。

 つまり、あなたのタマシイは、コトダマとして、ご家族の心のなかにしっかりと残り、人生を支え続けることになるのです。

コトダマは他の人にとっても価値があります

 あなたのコトダマは、あなたのご家族だけにとって意味のあるものではありません。

 世の中には、あなたと同じような境遇、似たような状況にいる人が必ずどこかにいます。そしてその人は、あなたの経験から多くのことを学び、それを「生きた」知恵や教訓として自分の人生の糧とすることができます。

 そしてその人は、あなたがさまざまな出来事を経験したさいに感じた喜びや楽しみ、あるいは悲しみや苦しみの気持ち、ココロの思いに深い共感を覚えるでしょう。さらにまた、そうしたあなたのココロの思いを伝えるコトダマに強く勇気づけられるでしょう。

 こうした意味で、その人にとってあなたのコトダマは、ご家族と同様に、あるいはそれ以上に、人生上の「財産」となりうるのです。

「ふつうの経験」こそ伝えるべき価値があります

 ここで、次のように思われるかもしれません。

  •  無名の自分のライフ・ヒストリーなんて、誰も関心をもたないだろう・・・・
  •  専門職や技術者ではないので、伝えるに値する知識やノウハウはない・・・・
  •  映画や小説のようなドラマチックな人生じゃないし・・・・

 しかしながら、仕事や生活に必要な専門的な知識やノウハウに関しては、専門書や実用書などによって体系的に伝承・蓄積していく仕組みがすでに確立しています。

 問題なのはむしろ、人生において、あるいはふだんの生活において、誰しもがごくふつうに経験する事柄です。

 たとえば;

  •  子どもの頃の家庭生活や学校生活で自分の人生を方向づけた出来事や体験
  •  学生時代の旅行やボランティア活動で学んだこと
  •  就職して社会人になったときの喜びと不安
  •  職場での上司や同僚との付き合い、人間関係への対処の仕方
  •  転職や失業、あるいは独立起業などのさいに役立った知恵やノウハウ
  •  恋愛や婚活での悪戦苦闘や喜怒哀楽
  •  結婚生活での夫婦関係や実家との関係で苦慮したこと
  •  子育ての悩み、子どものいる喜び
  •  離婚や再婚をめぐるドタバタ劇や心構え
  •  病気になったときの苦しみとそれを克服した体験
  •  家族の介護の苦労とそれを支えたこと
  •  ・・・などなど

 こうした事柄は、誰もが人生のなかで経験しうるごくふつうのありきたりの出来事です。そしてそれゆえ、当人以外には関心のない、価値のない経験と思われがちです。

 しかしじつは逆に、こうしたごくふつうの出来事に関する経験とそこ知恵や教訓、あるいは喜びや楽しみ、あるいは苦しみや悲しみの経験こそ、いつの時代の誰の人生にとっても価値があるものなのです。

タマシイへの「共感」がココロをつなげます

 人生のなかで生じる喜びや楽しみ、あるいは苦しみや悲しみなどの経験を、わたしたちは「感情経験」と呼んでいます。

 そして、こうした感情経験とともに得られた知恵や教訓、つまり「生きられた」知恵や教訓こそが、伝えるべき、残すべき事柄であると考えます。そしてまた、こうした感情経験に根ざした言葉、ココロの思いが込められた言葉、すなわちタマシイの言葉だからこそ、人のココロに伝わり、ココロに残るのです。

 つまり重要なのは、タマシイへの「共感」です。

 人生においてあなたと同じような経験をする人は、いつか、どこかに、必ず存在するはずです。そしてその人は、あなたのタマシイに深い共感を覚えるでしょう。そして、そのタマシイの言葉に自らへの慰めや励ましを見出すに違いありません。そして、あなたのタマシイの言葉を心の支えとして、人生の糧として、自分の人生をしっかりと生きていくはずです。

 どのように華麗な文体であっても、どのように美しい装飾が施されていても、タマシイのない言葉は、伝えるべき、あるいは残すべき言葉とは言えない、とわたしたちは考えています。そしてまた、あなたの伝えたいことが伝わるかどうかは、あなたの地位や肩書きとはまったく関係がありません。

 あなたの言葉にタマシイがあること、そしてそのタマシイに共感できることが、言葉が伝わること、ココロがつながることにもっとも重要なのです。

人生経験は「社会的財産」です

 誰でも年齢を重ねれば重ねるほど人生の達人です。

 人生経験が豊富で、それまでの人生のなかでさまざまな感情経験を積み重ねてきた方は、それだけで「重い」タマシイの持ち主です。

 同じ言葉であっても、形ばかりの言葉や試練を経たことのない言葉と、数々の試練を乗り越えてきた人の言葉とでは、「重み」がまったく異なります。そして、真に心の支えとなり、生きる希望と勇気を与えることができるのは、タマシイの「重み」のある言葉なのです。わたしたちが伝え残してもらいたい言葉とは、そのような言葉なのです。

 そしてじつはそれは、一般に「財産」と思われているお金や土地などに比べてはるかに価値のある「社会的財産」であるとわたしたちは考えています。

「電子書籍」はコトダマを伝え残すための絶好のツールです

 ところで、「自分史」などの個人のプライベートな人生経験を一つの「作品」として公表、出版することは、これまでも少なくありませんでした。しかし、有名人が大手出版社から出す場合と異なり、とかく一般の人が出版しようとすると「自費出版」の形となり、高額な費用がかかるのがふつうでした。
 しかしごく最近、出版をめぐる環境は大きく変わりました。すなわち、「電子書籍」(eBook)の登場です。

 電子書籍は、本の内容をデジタル・データ化して、スマートフォン(iPhoneなど)、タブレット(iPadなど)、パソコン、あるいは専用の電子書籍リーダー(たとえばアマゾンの”Kindle”や楽天の”Kobo”など)で、いつでも、どこでも、手軽に本を読めるようにしたものです。
 電子書籍のメリットとしてよく指摘されるのは、「利便性」です。電子書籍そのものはデジタル・データですから、家の本棚にある何百冊もの分量の本を電子化してわずか1センチ四方のメモリーに入れて携帯し、好きなときに好きな本を読むことができます。また、デジタル・データですので、破損や劣化の心配もありません。

 さらに電子書籍のメリットを付け加えるならば、「低コスト」「迅速性」「保存性」という点で優れた特徴があります。
 紙書籍の場合、本そのものが完成した後も、印刷業者が印刷・製本し、卸業者が書店へ卸し、書店が店頭に陳列するまで多くの手間と費用がかかります。しかし電子書籍の場合、これらの手間と費用を省くことができるので、そのぶん迅速に、低コストで本を読者に届けることができます。

あなたのコトダマを電子書籍で伝え残します

 さらに特筆すべきことは、2012年に国会図書館法が改正され、電子書籍も紙書籍と同様に国会図書館への納本が義務づけられました(施行は2013年7月以降)。これにより、電子書籍として公開され、出版された本はすべからく国会図書館へ納められることになり、電子書籍「保存性」が公的に保障される制度が整ったことになります。

 自分史を作ろうとする人は、自分の生きた証をこの世に残しておこう、という動機から思い立った人も少なくないと思われます。あるいは自分史に限らず、遺言状にしろエンディング・ノートにしろ、それらを作ろうとするときの思いとは、自分の死を越えて自分の経験やそこからえられた知恵や教訓、あるいはココロの思いを他の人たちに伝え残しておきたい、ということではないでしょうか。

 電子書籍は、あなたのココロの思いを伝えるコトダマを、半永久的に、不変に保存することができます。それは、あなたの限りある生命の時空間を越えて、いつか、どこかで、誰かの心に響き、その人生につながり、その人のタマシイの一部としてよみがえるでしょう。

コトダマの里はネット時代の「タマシイのふるさと」です

 コトダマの里は、電子書籍などネット時代の最新のICT(情報通信技術)を活用して、いつでも、どこでも、誰とでも「タマシイ」がつながるネットのなかのコミュニティです。その意味で、コトダマの里は、時間と空間を越えた「タマシイのふるさと」です。

 みなさまのご参加を心からお待ちしています。