コトダマ物語の作り方

コトダマ物語の作り方

 ここでは、コトダマ物語を書いてみようと思われた方のために、コトダマの里でお勧めしているるコトダマ物語の基本的な作り方をご紹介します。
 なお、コトダマの里では、著者ご自身が執筆・作成するコースと、コトダマの里が作成を支援するコースをご用意しています。詳しくは、「ご利用手順」をご参照ください。

主題(タマシイのエピソード)を考える

 まず最初に、コトダマ物語の主題(タマシイのエピソード)を決めます。

 「コトダマとは」で解説したように、それぞれの人の「タマシイ」は、人生の転機となるような大きな出来事とそれに伴う深く、強い喜びや悲しみの「感情経験」によって作られ、養われ、鍛えられる、と考えられます。
 コトダマ物語のねらいは、その人の「タマシイ」を伝え残すことにありますので、物語の中心は、「タマシイ」を形作った出来事と、そのさいに感じた喜びや悲しみなどの感情経験についての叙述、すなわち「タマシイのエピソード」になります。そして、その「タマシイのエピソード」を主題として、おおむね以下のような内容と構成でストーリーの骨格を作ります。
 なお、あくまで骨格ですので、この段階で文章を推敲(すいこう)したり、細かい記述を書き込む必要はありません。書きたい内容を箇条書きにして書き出したり、頭に浮かんだキーワードを自由にメモに書き留めたりしてもよいでしょう。

 

はじめに:コトダマ物語を書くにいたった経緯

「タマシイのエピソード」の背景:自分の生い立ち、主な経験・経歴など

「タマシイのエピソード」の内容:エピソードの経緯、内容、そのさいの心情、心境など

後日譚:その後の経過、反省や教訓など

まとめ: 自分の人生に与えた影響、他の人へのメッセージなど

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自分史年表を作成する

 次に、生まれてから現在にいたるまでの主な出来事の簡単な年表(自分史年表)を作ります。

 自分史年表は必須ではありませんが、あやふやだった記憶が時系列的に整理されます。埋もれていた記憶も芋づる式に蘇(よみがえ)り、コトダマ物語を書くさいの手がかりが増えて文章が書きやすくなります。
 また、それぞれの出来事に関連した写真や文書などの資料も整理して適宜参照できるようにしておくと、物語を書くさいのアイディアのヒントになります。(なお、コトダマ物語そのものには年表は入りませんので、年表の形式や項目にとくにこだわる必要はありません。)

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本文の草稿を作成する

 年表と資料を準備したら、本文の草稿を作成します。

 コトダマ物語は「自分史」そのものではありませんから、必ずしも生まれたときから遡って詳細に書く必要ありません。コトダマ物語の主題である「コトダマ・エピソード」についてまず書いてから、次いでその前後の内容を書き加えて、内容を膨らましていく方が書きやすいと思われます。

 なお、コトダマ・エピソードは自分の人生の決定的な転機となった出来事ですからその内容をよく覚えていると思われますが、実際のところ詳しい具体的事実やそのときの心境などについては意外にはっきりとは覚えていないことも多いものです。
 その場合は、自分史年表や資料を参照しながら、「タマシイのエピソード」のいわば前振りとして、自分の生い立ち(生まれたときの時代背景、出身地の様子、家庭環境、幼いころの思い出、子どものころの様子、学校時代の出来事など)、主な経験や経歴などを順を追って書いてみるとよいでしょう。
 そのさい、主題はあくまで「タマシイのエピソード」ですので、あまり詳細に書く必要はありません。「タマシイのエピソード」にいたるバックグランド(背景)として書いておく必要や必然性があるものにとどめたほうが読みやすくなります。まずは、できるだけ気軽に、気ままに、ざっくりと書き出してみましょう。

 さらに「タマシイのエピソード」の後には、いわゆる後日談や、その後の経過や経緯を書きます。また、後で振り返ってみたときの反省や教訓などがあれば書き加えておきます。
 そして最後に「まとめ」として、「タマシイのエピソード」が自分の人生や考え方、信念や信条に与えた影響についてあらためて簡単にまとめてみます。そしてそれを踏まえた上で、これから人生の道を歩き始める次の世代の人たちなどを思い浮かべて、他の人たちに教えておきたいこと、伝えておきたいメッセージを書いておきます。
 そのメッセージは、あなたのコトダマ物語とともに、いつか、どこかで、誰かのタマシイのストーリーへとつながっていくはずです。

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分量や文体を調整する

 本文の草稿ができたら、全体の分量(ボリューム)を調整します。

 コトダマ物語は、原則として、自分以外の一般の不特定多数の人を読者として想定しています。一般の読者は、あなたの経験したエピソードに関心があります。したがって、コトダマ物語は、基本的には、あなたの「タマシイのエピソード」にもっぱら焦点を当てた短編となります。

 なお、ここで「短編」とは、たんに叙述が短いということではなく、一つのエピソードに焦点を当てた物語である、という意味です。それゆえ、主題となっているエピソードにあまり関係のない事柄についての長い説明や詳しい解説は、物語の焦点をぼやけさせてしまいます。
 したがって、主題については詳しく具体的に叙述する一方で、周辺的なことについては大胆に省略したほうが、伝えたいことが効果的に伝わります。

 なお、コトダマ物語は、小説やフィクションではなく、自分の「ココロの思い」を伝え残すことが主眼です。したがって、美文にこだわったり、文章をいたずらに装飾したりする必要はなく、むしろ自分の気持ちを率直に、ストレートに表現した言葉や文章のほうが「気持ち」が読者に伝わりやすいものです。また、明らかな誤字脱字を除き、言葉や表現の辞書的な正しさにあまりこだわる必要もないでしょう。
 さらに、コトダマ物語は、報道記事やノンフィクションとも異なりますので、あまり細部の事実や精確な記述にこだわる必要もありません。自分の内面的な感情や心境を伝えることに重点を置き、不確かな事実については省略してもかまわないでしょう。

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見出しと目次を作成する

 本文の分量や文体を調整したら、各章および各段落ごとに見出しをつけていきます。

 コトダマの里でサービス提供するコトダマ物語は、電子書籍としての作成を前提にしています。電子書籍の大きな特徴の一つに、画面に表示される文字の大きさを自由に変更できる、ということがあります(注:EPUBリフロー形式で作成の場合)。
 自分の好みに応じて小さな文字も見やすくすることができるのでたいへん便利な機能ですが、文字を大きくすると一ページ(画面)当たりの文字数が少なくなり、逆に総ページ数が増えまてしまいます。そうすると、場合によっては一つの段落が何ページにもわたったりして、読者は自分がどこを読んでいるのか分からなくなってしまうこともあります。
 そうした点を考慮して、それぞれの段落はあまり長くならないようにし、段落ごとにその内容を表す簡単な見出しをつけると読みやすくなります。

 また「目次」は、電子書籍ではとくに重要な役割を果たします。すなわち、電子書籍上の目次を端末画面に表示させ、読みたい章のタイトル名をタッチすると当該ページへ即座に移動することができます。
 なお、章タイトルは長すぎると、表示が領域から文字があふれ表示されないので、簡潔にまとめることをお勧めします。

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